prediaファイナルライブで11年半の活動に幕、それぞれ新しい一歩踏み出す

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prediaのファイナルライブ「predia Final Live ~Thank you for all my dia~」が昨日6月5日に東京・立川ステージガーデンで開催された。

predia(撮影:緒車寿一)

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prediaは2010年11月に20代前半のメンバーを中心に結成し、大人のセクシーさをコンセプトとして打ち出して活動してきたアイドルグループ。昨年11月に、2022年6月5日のライブをもって解散することを発表した。ファイナルライブには彼女たちの最後のステージを見届けようとたくさんのファンが集まった。

predia(撮影:緒車寿一)

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左から村上瑠美奈、まえだゆう。(撮影:緒車寿一)

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客電が落ちると歴代のミュージックビデオやライブ、アーティストフォトがフラッシュする映像がステージのビジョンに映し出される。そしてSEとともにスパンコールドレスに身を包んだメンバー6人が登場し、ラストシングル「DRESS」でライブをスタートさせた。続いてprediaは「Welcome back to your place」「刹那の夜の中で」「BAD HABIT」とアップナンバーを連投。「かわいいだけじゃ物足りない皆さん、大人の遊び場へようこそ!」というおなじみの挨拶を経て「BABY KISS」「Close to you」「Re-Make」とキュートな楽曲を披露し、明るいムードを会場に広げた。

左から湊あかね、沢口けいこ。(撮影:緒車寿一)

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桜子(撮影:緒車寿一)

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「いままで何回ライブをしてきたんだろう?」という沢口けいこの問いかけに答える形で、桜子が「500回くらい? 全部来たって人いる?」と客席に投げかける。さすがに全部の公演に足を運んだ人はいなかったが、9割参加の猛者や、この日初めて参加したという人がいることがわかり、メンバーはうれしそうに和やかなトークを展開。その後「NAKED」「BOROBORO ~この愛はボロボロになる運命なのか~」「you slipped away」「Dream Of Love」を歌い上げ、メンバーは1度ステージ裏へ姿を消した。

まえだゆう(手前)(撮影:緒車寿一)

まえだゆう(手前)(撮影:緒車寿一)[拡大]

次にビジョンに映されたのは、会食をするメンバーの映像。「We are predia!」の掛け声を皮切りに、活動期間の思い出話やエピソードトークが披露される。しみじみとしたムードが漂う中「東京マドンナ」で後半戦がスタート。ステージでは赤いドレスに衣装チェンジしたメンバーが躍動する。「You're my Hero」ではビジョンにメンバー手書きの歌詞が映し出され、ファンとの大切な楽曲に彩りを添えた。メジャーデビューシングル「壊れた愛の果てに」、メジャー2ndシングル「美しき孤独たち」が披露されると、ライブはいよいよクライマックスへ。prediaは「Crazy Cat -10th Anniversary Ver.-」「禁断のマスカレード」「SUPER WOMEN」「The Call」をノンストップで畳みかけ、スタージをあとにした。

ファンのアンコールに応え再登場したprediaはラベンダーカラーのドレスを身にまとい、すべての人たちへの感謝の気持ちを込めた楽曲「Thank you for all my dia」をパフォーマンス。「Wake Up」のあとには、メンバー1人ひとりがそれぞれの思いを口にした。

村上瑠美奈(撮影:緒車寿一)

村上瑠美奈(撮影:緒車寿一)[拡大]

まえだゆう(撮影:緒車寿一)

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水野まい(撮影:緒車寿一)

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村上瑠美奈は「最後にこんな素敵なライブができたのは、6人一緒にがんばれたから。解散しても、prediaの音楽がみんなに寄り添ってればいいなと思います」、まえだゆうは「ファンが愛し続けてくれたから、prediaはこうして続けてこられました。今日過ごした思い出、みんながくれた愛は、“ちゃん”にとって宝物なので、今日2022年6月5日は忘れられない一日になりました」、水野まいは「終わりかけということを、ステージに立ち実感しました。いろいろ伝えたいことはいっぱいあるんですけど、11年間振り返ったらめちゃくちゃ幸せだった。私をアイドルにしてくれたのは、ファンのみんななので感謝しています」と言葉を紡ぐ。

桜子(撮影:緒車寿一)

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湊あかね(撮影:緒車寿一)

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沢口けいこ(撮影:緒車寿一)

沢口けいこ(撮影:緒車寿一)[拡大]

桜子は「先に卒業したメンバーも含めて、みんなと一緒にやってこれてよかった。東京ドームでやるという夢は叶えられなかったけど、人数とか数字で表せない部分で、十分に夢を叶えさせてくれました。だからすごく幸せで、なんの悔いもありません」、湊あかねは「prediaのメインボーカルとして歌い続けてこれたのは本当に誇りに思います。心から幸せな大人アイドル人生でした」、沢口は「predia歴代のメンバーの中では、私が一番の問題児なのではという自覚があります。そんな私に温かく手を差し伸べてくれて、ときには怒ってくれて、私にとってはそういう人たちは初めての存在だったから、出会えたことをすごくうれしく思っているし、人を信じることはいいことだなと思いました。prediaのメンバーとしてがんばっていくうちに、もっともっとこのグループのためにがんばりたいと思えるようになりました」と自身の気持ちをファンへ伝えた。

predia(撮影:緒車寿一)

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「predia Final Live ~Thank you for all my dia~」の様子。(撮影:緒車寿一)

「predia Final Live ~Thank you for all my dia~」の様子。(撮影:緒車寿一)[拡大]

涙を交えた最後のMCのあと、「Dia Love -10th Anniversary Ver.-」「Paradise」で会場の熱は最高潮に。そして「次が本当にラストの曲です。明日からまた新しい一歩を踏み出す、ここにいる全員にLife goes on!!」の掛け声に続き、ラストナンバー「カーテンコール」がスタート。prediaはこの楽曲を噛みしめるように歌い上げ、一列に並んで「以上、prediaでした! ありがとうございました!」とマイクを通さずに挨拶。全26曲、約2時間半を超えるステージを終え、prediaの活動に終止符を打った。

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predia「predia Final Live ~Thank you for all my dia~」2022年6月5日 立川ステージガーデン セットリスト

01. DRESS
02. Welcome back to your place
03. 刹那の夜の中で
04. BAD HABIT
05. BABY KISS
06. Close to you
07. Re-Make
08. NAKED
09. BOROBORO ~この愛はボロボロになる運命なのか~
10. you slipped away
11. Dream Of Love
12. 東京マドンナ
13. クレオパトラ
14. MUSIC
15. You're my Hero
16. 壊れた愛の果てに
17. 美しき孤独たち
18. Crazy Cat -10th Anniversary Ver.-
19. 禁断のマスカレード
20. SUPER WOMEN
21. The Call
<アンコール>
22. Thank you for all my dia
23. Wake Up
24. Dia Love -10th Anniversary Ver.-
25. Paradise
26. カーテンコール

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