謎のMC・ミミノシキュウがオタマを手にDOTAMAに挑戦、カンペがバレて動転、そして豹変

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MIGMA SHELTERDOTAMAによるツーマンライブ「GYRO GROOVE」が、1月22日に東京・clubasiaで開催された。

オタマを持ったミミノシキュウと、DOTAMA。(Photo by Masayo)

オタマを持ったミミノシキュウと、DOTAMA。(Photo by Masayo)

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DOTAMA(Photo by Masayo)

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サイケデリックトランスをコンセプトとするアイドルグループ・MIGMA SHELTERと、“ディスの極みメガネ”の異名を持つラッパー・DOTAMAという異ジャンルの競演が実現した本公演。先攻のDOTAMAは「音楽ワルキューレ3」でライブの口火を切ると、巧みなパフォーマンスでMIGMA SHELTERのファンも巻き込んで熱気を生み出していく。実は2017年にもAqbiRec主催イベントに出演しているDOTAMAは、「出演者はTHERE THERE THERES、CLOCK & BOTAN、BiS、MIGMA SHELTERにDOTAMAっていう。ハッキリ覚えてるんですけど、楽屋マジで居づらかったです」と当時を振り返りつつ、「あれから5年経って、こういう厳しい時代の中ご一緒させていただいて光栄でしかありません。本当にありがとうございます」と感謝した。

DOTAMA(Photo by Masayo)

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その後、観客からジェスチャーで募った3つのお題「グッドサイン」「狐」「レッドブル」を盛り込んだフリースタイルラップも披露してフロアを大いに盛り上げたDOTAMAがパフォーマンスを終えると、MIGMA SHELTERのタマネとナーナナラがステージに登場。緊張しながらも「めちゃくちゃカッコよくてビックリしました!」と素直な感想を伝え、DOTAMAも「ピョンピョン飛び跳ねながら観てくれて、本当にありがとうございました」と答えた。

ミミノシキュウ(Photo by Masayo)

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DOTAMA(Photo by Masayo)

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和やかなムードが生まれる中、ここでコラボ企画としてMIGMA SHELTERの代表メンバーとDOTAMAのMCバトルが行われることに。MIGMA SHELTERを代表するミミミユが髪の毛で顔を覆ったラッパー、ハハノシキュウを模倣したミミノシキュウとして現れるとDOTAMAは苦笑いで迎えた。第1ラウンドはMIGMA SHELTER「Joint」のビートでスタートし、先攻のDOTAMAは1ターン目から磨き抜かれたフリースタイルラップのスキルを披露。一方、ミミノシキュウは髪の毛で隠したつもりのカンニングペーパーが丸見えになっている状態でたどたどしく応えるが、即興ではないことをDOTAMAに突かれてしまう。公正にジャッジした観客から大きな拍手を集めたDOTAMAが1本目を勝ち取るが、彼は「ちょ、ちょっと待って。MIGMA SHELTERのお客さんってガチなんですね。容赦ねえな……」と戸惑いを見せる。

ミミノシキュウ(Photo by Masayo)

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DOTAMA「MY CITY」のビートが流れた第2ラウンドでは、ミミノシキュウがパーカーのポケットからそっとオタマを取り出したことに気付いたDOTAMAが「DOTAMAとオタマでかけてるのだったらマジで駄々滑り」と容赦なく先制攻撃。ネタを潰されたミミノシキュウは言葉に詰まり終始タジタジになってしまう。ミミノシキュウが第3ラウンド突入を怖がる中、悪ノリしたファンの判定により第2ラウンドはミミノシキュウの勝利となった。

MCバトルの様子。(Photo by Masayo)

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そして第3ラウンドのビートはMIGMA SHELTERの「BANG ON」。先攻のDOTAMAに即興ラップができないことを攻撃されたミミノシキュウは「ミーちゃんはラップなんかできないんだぜー」と開き直ると、ビートに合わせて激しく踊り出す。それを受けたDOTAMAは「自分の土俵に移ったわけだ、超カッコいいし策士だな」と褒めつつも、「俺は作詞家だから言葉で勝負するしかねえ」とラップ。すでにネタが尽きているミミノシキュウは最後まで踊るしかない。バトル終了後、真っ当にラップしたDOTAMAがより大きな拍手を集めるが、彼は再判定を要求。DOTAMAの意図を理解した観客がミミノシキュウに盛大な拍手を送ると、DOTAMAは「それでいいの」とミミノシキュウに花を持たせた。

MIGMA SHELTERのレイヴの様子。(Photo by Masayo)

MIGMA SHELTERのレイヴの様子。(Photo by Masayo)[拡大]

「GYRO GROOVE」集合写真(Photo by Masayo)

「GYRO GROOVE」集合写真(Photo by Masayo)[拡大]

イベント後半には、MIGMA SHELTERがパフォーマンス。この日は新型コロナウイルスの濃厚接触者としてレイヴ活動を休止していたブラジルの復帰レイヴでもあり、「NAME」のソロパートでは、彼女の担当カラーである黄色のサイリウムがいくつも掲げられた。すべての楽曲をDJプレイのようにシームレスにつなぎ、メンバーがほぼノンストップで踊り続ける中、彼女たちを初めて観るであろうDOTAMAのファンも含め、観客はそれぞれが自由に体を揺らして音を楽しむ。キラーチューンを畳みかけ、「Egg Head」で一気に開放感を生み出したMIGMA SHELTERは、最後に定番曲「Joint」を披露。大きな拍手に包まれながらツーマン企画に幕を下ろした。

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「GYRO GROOVE」2022年1月22日 clubasia セットリスト

DOTAMA

01. 音楽ワルキューレ3
02. 赤っ恥
03. CUSTOMER'S DELIGHT
04. 真面目な男
05. 悪役
06. 無責任
07. DJルーティン
08. サバイバル
09. 無礼講
10. 謝罪会見
11. フリースタイル
12. スーダラ節
13. RISE
14. 社会人

MIGMA SHELTER

01. the Answer
02. NAME
03. TOKYO SQUARE
04. BANG ON
05. Amazing Glow
06. Spider Line
07. Road
08. Egg Head
09. Joint

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