全世代のボルテージを最高潮に！岡崎体育が横アリで繰り広げた「めっちゃめちゃおもしろライブ」

岡崎体育が昨日11月23日に神奈川・横浜アリーナにて単独公演「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催した。

2020年2月に行われた大阪・エディオンアリーナ大阪公演以来、約1年9カ月ぶりのワンマンライブとなったこの日。オープニングナンバー「Okazaki Little Opera」の不穏なイントロに続き、ピンスポットに照らされた岡崎体育がステージ中央に現れ、ライブの幕がドラマチックに上がった。ピンクのストライプが入った全身水色のジャージ姿の彼は、矢継ぎ早にラップを繰り出し、幅広い年代のファンが集ったアリーナを盛り上げる。「Championship」では巨大なLEDスクリーンに映像を流し、ド派手な照明演出を交えながらパフォーマンスを披露して会場を揺らした。

MCで岡崎体育は、開催1週間前までチケットが500枚売れ残っていたことを告白。Twitterで購買を呼びかけたところ、ライブ前日に完売したことを報告し、改めて足を運んだファンに感謝の思いを伝える。そして「めっちゃめちゃおもしろライブ」というタイトルの通り、声は出せないながらも観客が思わず笑ってしまうような飛び道具的な演出とともにライブを展開。フェスやライブイベントにおけるクイックレポートをネタにした「Quick Report」では、架空のサイトにレポートが掲載される流れを表現。歌詞中に4回も登場する「観客のボルテージは一気に最高潮に」のフレーズを横浜アリーナで具現化してみせた。「Yes」のひと言しか発さない曲、その名も「Yes」ではカメラに執拗に視線を送り続け、「おっさん」ではミュージックビデオの映像を背に熱演を披露。さらにステージ上の友達であるペンギンのてっくんと「FRIENDS」で共演したり、「ポケットモンスター」シリーズのタイアップ曲「キミの冒険」「ふしぎなふしぎな生きもの」で子供たちを喜ばせたり、老若男女を楽しませるステージを展開した。

トイレ休憩を挟み、ステージには岡崎体育の所属レーベルであるソニーの社員が扮するバンドマン3人の姿が。彼らが「Fight on the Web」のイントロに合わせて当て振りを始めたのを合図に、スクリーンではMVさながらにバックヤードでPCを操る岡崎体育とある人物による“インターネットバトル”が勃発する。横浜アリーナ公演用に用意された“レスバトル”を、画面の中で繰り広げる2人。曲のクライマックスで岡崎体育が相手にしていたのが、マキシマム ザ ホルモンのナヲ（ドラムと女声）であることが判明すると、会場に衝撃が走った。「XXL」で再びステージに姿を見せたあと、岡崎体育は自転車に乗ってステージの両脇に移動。「普通の日」と「八月の冒険者」の2曲を客席の近くで歌い上げて、ファンサービスに興じた。その後、「エクレア」「The Abyss」というエモーショナルなナンバーで本編を終えるも、曲が終わるや否や「CMのあとはアンコールです！」と宣言。アンコールがライブに織り込み済みであることをアピールして去っていった。

岡崎体育が出演するタイアップCMやレギュラー番組の告知映像の上映を経て、アンコール1曲目に披露されたのは「Hospital」。歌い終えたあとに彼は「これからアンコールは自己申告する時代ですから！」と宣言したのち、2022年3月に全国ツアーを開催することを発表した。ファンを喜ばせるニュースを届けた岡崎体育は、「この曲をやりたいからライブをやっていると言っても過言ではない」と「鴨川等間隔」を気持ちよさそうに歌い上げた。