本日8月12日に東京・目黒雅叙園にてプロダンスリーグ「D.LEAGUE」発足プレスカンファレンスが開催され、株式会社Dリーグ代表取締役CEOの平野岳史氏、チーフクリエイティブアドバイザーの
D.LEAGUEは、日本のストリートダンスの発展と普及、ストリートダンスのプロフェッショナルの輩出を目指して株式会社Dリーグが立ち上げた日本発のプロダンスリーグ。2021年1月10日に開幕するレギュラーシーズンでは、計8チームがダンスパフォーマンスを競い合う。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中でD.LEAGUEを立ち上げることについて、平野氏は「今立ち上げることで日本のエンタテイメント界やスポーツ界に元気と勇気を与えられるのではと思いました。数多くの青少年が『いつかはこうなりたい』と目標にできるようなプロダンサーを生み出して、彼らの希望になれれば」とコメント。HIROは「今までの経験を生かして、D.LEAGUEをしっかりとしたエンタテインメントとして成立させて世の中に送り出したい。ダンスが大好きな子供たちや、若い世代の夢が叶う場所に成長させて、日本中、世界中を元気にしていきたいと思います。自分がダンスに夢中になって毎日踊っていた20、30年前くらいからしたら、D.LEAGUEは夢のまた夢みたいなプロジェクトです。世界に通用する日本発のエンタテインメントとして盛り上げていきたいと思っています」と自身の経験と重ねながら、D.LEAGUEの発展を願った。さらにHIROはD.LEAGUE出身のダンサーたちの将来について「ダンサーのスタイルにも、僕らのようなバックダンサーからミュージカル俳優までいろいろありますし、いろんな形でエンタテインメントとして出口が作れると思います。僕自身もスターを発掘したいと思っていますし、さらにダンサーが飛躍できるような場所をD.LEAGUEで作れたらと。それが狙いの1つでもあります」と語った。
さらにHIROは「ダンスは披露して世の中に発信できる場所が少なく、自分が若い頃はダンスをやっているとどちらかというと親に止められるイメージ。今の若い世代は当時のイメージとは変わってきていると思いますし、D.LEAGUEに出ること自体が親孝行になるような場所にしていきたいです。こういうわかりやすいダンスのプロリーグを作ることで、それを目標にして活動することで社会的地位も認められて、ダンスで生活を成り立たさせるみたいなことにつながっていけばいいなと。それでプロ野球選手になりたいとかJリーガーになりたいみたいな目標をD.LEAGUEが作れたら、若い世代のダンスをやっているみんなに勇気を与えられるんじゃないかと期待しています。僕はダンスに巡り合って今の自分があるので、D.LEAGUEで夢を叶えてくれる人がいたらうれしいですし、僕もやっていてよかったなと思う。D.LEAGUEが若い子たちがダンスやっていてよかったなと思える場所になればと思っています」と思いを語った。
来年のD.LEAGUEにはエイベックスによるavex ROYALBRATS、コーセーによるKOSE 8ROCKS、サイバーエージェントによるCyberAgent Legit、セガサミーホールディングスによるSEGA SAMMY LUX、セプテーニ・ホールディングスによるSEPTENI RAPTURES、フルキャストホールディングスによるFULLCAST RAISERZ、ベネフィット・ワンによるBenefit one MONOLIZ、USEN-NEXT HOLDINGSによるUSEN-NEXT I'moonが出場。各チームのメンバーはすでに確定しており、8月15日から順次情報公開される。
ダンスの審査はダンサー2名と文化人2名からなる審査員と、オーディエンス投票によって得点を算出し、勝敗を決定。オーディエンスによる投票はアプリの“いいね”の数の割合から換算される。現時点での動員数は未定で、開催時の政府や地方自治体が定めるルールに則った形で決定するという。現時点の出場チームは関東の企業が中心だが、将来的には全国での展開を計画しているそうで、「各企業の経済界の力を借りながらダンス界をバックアップしていき、それを通じて青少年に夢を与えられたら」と平野氏は展望を述べた。神田氏も「日本はアメリカやフランスと並んだダンス大国で、競技人口もさることながら技術もサッカーでいうならばブラジル的な位置付けです。今、力をつけてきているのが中国と韓国。日本国内のみならず、そういったダンスが広くエンタテインメントとして広がっている国で展開したいと思っています。いずれは各大陸ごとや世界のナンバーワンが決まるところまで展開を図れるんじゃないか」と世界展開も視野に入れていることを明かした。
記者からの質問で選手の年俸について問われた平野氏は「Dリーガーの最年少は16歳。10代から20代の若い世代です。ダンサーが十分な生活をするための最低年俸だけは決めていて、最高年俸は決めていません。一例で言えば1000万で契約しているダンサーや800万のダンサーがいますが、チームごとの中で年俸は最終的に決定します」と述べた。なおプレスカンファレンスでは、J.LEAGUEのチェアマン村井満氏、B.LEAGUEのチェアマンの島田慎二氏、D.LEAGUEのアンセムを制作した
※KOSE 8ROCKSの「E」はアクサンテギュ付きが正式表記。
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Dリーグ開幕前の記事です
ダンスプロリーグ「D.LEAGUE」発足にEXILE HIRO「夢のまた夢みたいなプロジェクトです」
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