04 Limited Sazabys「SOIL」ツアー完走

3

3981

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 376 3601
  • 4 シェア

04 Limited Sazabysが昨日2月21日にライブツアー「SOIL tour 2019~one man series~」の最終公演を愛知・Zepp Nagoyaにて開催した。

04 Limited Sazabys「SOIL tour 2019~one man series~」最終公演の様子。(撮影:ヤオタケシ)

04 Limited Sazabys「SOIL tour 2019~one man series~」最終公演の様子。(撮影:ヤオタケシ)

大きなサイズで見る(全11件)

「SOIL tour」は彼らが昨年10月発売のフルアルバム「SOIL」を携えて10月から実施していたもの。2018年内は対バンツアー、2019年はワンマンツアーで全36公演が行われた。

04 Limited Sazabys「SOIL tour 2019~one man series~」最終公演の様子。(撮影:ヤオタケシ)

04 Limited Sazabys「SOIL tour 2019~one man series~」最終公演の様子。(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

ライブは人気曲「monolith」の続きを書いたという「Milestone」で幕開け。GEN(B, Vo)の伸びやかな歌声と、4人のタイトな演奏で勢いを付けると、そのまま「monolith」、HIROKAZ(G)によるギターリフが印象的な「Brain sugar」、軽やかなリズムの「Chicken race」と、新旧のナンバーが次々と届けられる。さらに「Kitchen」ではイントロでRYU-TA(G, Cho)がフライパンと木べらを持って最前列のファンとコミュニケーションを取り、「Password」ではHIROKAZがひときわエモーショナルなギターフレーズを聴かせる。突然のメンバーの小競り合いから始まった「Galapagos」ではKOUHEI(Dr, Cho)の怒りを爆発させるようなドラムに乗せ、RYU-TAがシャウトを炸裂させるなど、4人は「SOIL」収録曲を表情豊かに演奏していった。リラックスした様子で地元トークに花を咲かせながらもGENが「名古屋のライブハウスで4人そろって音を鳴らしてると無敵感を感じられる」と噛み締めたあとには「Alien」「Utopia」といったエッジィなナンバーが続き、場内にビビッドな照明やレーザーが飛び交った。

GEN(B, Vo)(撮影:ヤオタケシ)

GEN(B, Vo)(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

改めて満員のフロアを見渡したGENは「ど平日にこんなにたくさんの人に見届けてもらってることを誇りに思います」と胸を張る。さらに「音楽って無駄じゃないですか。なくても困らないし、おなかがいっぱいになるわけじゃない。だけど数値化できないこの感情の高まりを愛したいし、信じたい」とあふれんばかりの思いを語った。その思いに浸るかのように「Shine」「memory lane」といったミディアムチューンが丁寧にプレイされると、場内は感動的な空気で満たされた。

04 Limited Sazabys「SOIL tour 2019~one man series~」最終公演の様子。(撮影:ヤオタケシ)

04 Limited Sazabys「SOIL tour 2019~one man series~」最終公演の様子。(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

終盤、GENは「終わっちゃうのが普通に寂しい。ダラダラしちゃったら嫌だ?」とファンに問いかけ、ファンから許可する返事が届くと、安心したように顔を緩ませ、上京時を振り返る。そして彼は「今、東京で戦ってますけど、我々はいつまでもいつだって名古屋の04 Limited Sazabysなんで。そこだけはブレない自信があるので、これからも応援よろしくお願いします。名古屋の皆さんだけは絶対に裏切りたくないし、名古屋の皆さんに愛されないと意味がないと思うんです。今後とも名古屋のヒーローで居続けたい」と名古屋への思いを語る。そして「SOIL」について「俺たちの10年分を詰め込んだ作品」と言い、「10年間の栄養を詰め込んだ“土”があるので、ここからは新しい種をゲットして、新しい花を咲かせたいと思います!」と今後への決意を力強く語ると、その思いを表すかのようにパワフルなアンサンブルで「Feel」「My HERO」を演奏した。さらにGENが「今の自分なら自信を持っていつの自分にも会ってあげられると思う。未来の自分から過去の自分へ。光る未来からのメッセージ!」と声を上げ、4人はバンドの初期を思わせるようなツービートの高速チューン「message」をドロップ。フロアにモッシュやダイブが巻き起こる光景を、メンバーはうれしそうに見守っていた。

ダルマに目を入れる04 Limited Sazabys。(撮影:ヤオタケシ)

ダルマに目を入れる04 Limited Sazabys。(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

アンコールではツアー2本目で訪れた群馬・高崎clubFLEEZでもらったというダルマの目入れを行い、ツアーの完走を改めて祝福。GENが「精神的にも強くなった気がするし、メンバーの絆も増してると思う」とツアーを振り返ったあと、4人は息の合ったプレイで「Squall」を届けた。そしてワンマンライブでしかやらないという「Give me」で楽しげなムードが広がり、ライブは終了。かと思いきや、4人は顔を見合わせると、高速チューン「Remember」を駆け抜けるように演奏して、ライブは大団円を迎えた。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全11件)

04 Limited Sazabys「SOIL tour 2019~one man series~」
2019年2月21日 Zepp Nagoya セットリスト

01. Milestone
02. monolith
03. Brain sugar
04. Chicken race
05. Kitchen
06. nem...
07. Password
08. midnight cruising
09. 未来の破片
10. Lost my way
11. compact karma
12. Galapagos
13. escape
14. fiction
15. Alien
16. Utopia
17. Letter
18. Shine
19. memory lane
20. Feel
21. My HERO
22. message
<アンコール>
23. Squall
24. Give me
25. Remember

全文を表示

読者の反応

  • 3

みつと @mitsuto_

【ライブレポート】04 Limited Sazabys「SOIL」ツアー完走(写真11枚) - 音楽ナタリー https://t.co/LUoZTa3wic

コメントを読む(3件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 04 Limited Sazabys の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。