NICO、Zepp Tokyoで最新作「オーロラ」の世界を再現
2009年12月30日 21:45 1
この日は、12月23日のZepp Osakaからスタートしたツアーの2日目。ほぼ定刻どおりにフロアが暗転すると、スクリーンにとあるメッセージが映し出されオーディエンスの期待感を高める。そして静寂と興奮がないまぜになる中、光村龍哉(Vo, G)、古村大介(G)、坂倉心悟(B)、対馬祥太朗(Dr)の4人が堂々とした足取りでステージに姿を現し、ライブの幕が上がった。
最新アルバム「オーロラ」を携えてのツアーということもあり、ライブはアルバムからの楽曲を中心に展開。また、合間に昔のナンバーを挟み込むことで、「オーロラ」の楽曲に新たな彩りを加えていく。
ジェットコースターさながらの緩急をつけたライブが持ち味である彼らだが、この日は序盤を躍動感あふれるナンバーで飾り、中盤には深く重めのナンバーを据える。「Lonesome Ghost」「レオ」「錆びてきた」と新作からの攻撃的なナンバーを屈強なアンサンブルで響かせる一方、美しい旋律を聴かせる「波」で会場を惹きつけ、バンドの底力をあますことなく見せつける。さらにスケール感あふれる「芽」をはじめとするナンバーでクライマックスを盛り上げると、初のZepp Tokyoワンマンに幕を下ろした。
なお年内のワンマン公演はこの日で最後となったNICO Touches the Wallsだが、大晦日には「COUNTDOWN JAPAN 09/10」に出演し2009年を締めくくる。そして年明けの1月22日よりツアーを再開し、3月12日には初の日本武道館公演を開催。今後のライブで「オーロラ」の世界観をどのように進化させていくのか、ファンは楽しみにしておこう。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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