バンもん！デビュー5周年記念日に歴史振り返るライブ敢行、メンバーも客も汗だくに

バンドじゃないもん！が1度目のメジャーデビューからちょうど5年目である10月3日に、グループが初めてのライブを行った東京・下北沢GARDENにてワンマンライブ「バンもん！5th Anniversary LIVE ～せーのっ！バンドじゃないもん！アイドルだもん！～」を開催した。

この日の1曲目は最新シングル「METAMORISER」。曲が始まると同時に、唯一のオリジナルメンバーである鈴姫みさこが「GARDEN、ただいまー！」と叫ぶ。6人が着ている衣装は、結成当初のツインドラム時代の衣装をオマージュしたこの日限りのもの。早くも会場が熱気で充満する中、バンもん！はシングル「METAMORISER」のカップリング曲「細胞SPC」「FAN＋TIC」を披露していく。

彼女たちはその後も、これまで活動してきた時間を巻き戻すかのように、過去に発表したシングルの収録曲を新しい順に次々にパフォーマンスしていく。メジャーデビューシングル「キメマスター！」「気持ちだけ参加します。」を歌い終えると、感慨深げにフロアを眺めながら彼女たちは「まだまだてっぺん目指しましょう！」と観客に呼びかけ、インディーズ最後のシングル「NaMiDa」を歌唱。「てっぺん目指そうぜ 一緒だもん！」と力強く歌った。

インディーズ期の楽曲に突入しても、時代を遡るようにシングル曲を歌うセットリストは終わらない。メンバーの激しいステージングとオーディエンスの異様な盛り上がりで場内の温度はどんどん上がり、観客の熱気と汗でうっすらと会場が曇り始める。その熱狂は「ツナガル！カナデル！MUSIC」でますます加速。彼女たちも汗でずぶ濡れになり、ステージの床が濡れて危険だということで、床を拭いている間にメンバーは「バンもん！に入って成長したこと」をテーマに1人ずつトークを展開した。

七星ぐみと恋汐りんごが加入して最初のシングルとなった「UP↑ぷらいむ」の楽曲を歌い終えると、セットリストはついにツインドラム時代の楽曲に。「ショコラ・ラブ」ではアウトロでメンバー同士が感謝し合うように抱き合った。そして最後に、5年前の10月3日にリリースされたミニアルバム「バンドじゃないもん！」の1曲目「パヒパヒ」がスタート。まるでサウナのようになりながらなおもヒートアップし続けるフロアに向けて、みさこは「5年分のエネルギー、全部私達によこせー！」と煽った。

アンコールでもクールダウンすることはなく、メンバーは汗だくで「青春カラダダダッシュ！」を熱唱。そして笑顔で満たされたフロアを目前に「君の笑顔で世界がやばい」を、6人それぞれが楽しそうな表情を浮かべながらのびのびと歌った。すべての曲をパフォーマンスし終わった彼女たちは横一列になり、「バンドじゃないもん！を、これからもよろしくお願いします！」と挨拶。グループの5年間の歴史を振り返るライブを終えた。

バンドじゃないもん！は10月11日に、発売当日まで詳細不明のニューシングルをリリースし、同日に東京・代々木公園野外ステージでフリーライブ「バンもん！5周年だョ!全員集合～ご新規さんいらっしゃい！～」を実施。12月に大阪・森ノ宮ピロティホールと東京・日本青年館で初の“スペシャルバンドセット”でのライブを行う。