2015年の初開催から今年で3回目となる「黒フェス」。まずはオープニングアクトとして、コーセー「雪肌粋」のテレビCMで知られるマレーシア出身の女性歌手・Irisと日本の女性シンガー・MILLEAが登場し、安定したボーカルで今まさに始まらんとするフェスの熱気に助走を付ける。その後「黒フェス」ではおなじみの色黒ナレーター・伊津野亮と、今年新たに抜擢された“日本一黒いグラドル”こと橋本梨菜がMCとしてステージに上がり、さらに2人の呼び込みで松崎しげるが登場。高らかにフェスの開会を宣言した。
本編のトップバッターは、昨年SKE48を卒業した宮前杏実。力強い歌とダンスで、初めてのオリジナル曲「Strong heart 1968」をオーディエンスに届けた。続くミラクルひかるは、JUJU「この夜を止めてよ」、工藤静香「慟哭」などのモノマネを披露したのち、宇多田ヒカルの「Automatic」を熱唱。衣装の早着替えとクオリティの高いモノマネで、客席から驚きの声が上がっていた。平均年齢17.5歳の男性7人組ユニット・祭nine.のステージが始まると、アップテンポな曲に合わせて色鮮やかなサイリウムが客席で揺れる。彼らは息の合った歌とダンスで「嗚呼、夢神輿」などをパフォーマンスした。
吉田山田はギター1本で、2人の声質の違いを生かしたライブを展開。バラード「日々」などの楽曲を、オーディエンスはじっと聴き入った。舞台転換の間のトークコーナーでは、松崎の中学生の頃の悪友・三遊亭円楽が「松っちゃんが色黒なら、俺は腹黒」と言って会場を沸かせる。続いて登場したTEEはDJによるスクラッチをバックに、Gipsy Kingsによるカバーでおなじみの「Volare」や、スローナンバー「See You Again」などを披露。この日初めてのバンド演奏となったサンボマスターは、爆音で「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」「YES」などを熱く歌い上げ、観客もメンバーもテンションが最高潮に達した。
ここで再び舞台が転換し、カルビーから新発売される「黒いポテリッチ 黒胡椒味」のマスコットキャラクターに松崎が任命されたことが発表される。続く八代亜紀は、まずはバンドを率いて自身の音楽的ルーツであるジャズのスタンダード「You'd be so nice to come home to」を歌唱。しかし後ろを向いたまま歌う彼女の正体はミラクルひかるで、本物の八代は2コーラス目から登場してミラクルひかると共演した。さらにラテンジャズ風にアレンジされた「雨の慕情」や代表曲「舟唄」を歌い、その歌声で観客を圧倒した。2015年の第1回から欠かさず出演している
高橋洋子はももクロの生み出した熱気をそのままキープしながら「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」をメドレーで歌唱。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」「シン・ゴジラ」で劇伴として使用されている楽曲「EM20」アレンジした「TENSIONS - welcome to the stage」では、彼女のボーカリストとしての実力を見せつけた。
トリを飾る松崎は、自らギターを弾いてバックバンドと共にThe Beatlesの「I Saw Her Standing There」を演奏。MCで、29年前の曲だと説明したあとで「I Gave You My Love」をハンドマイクで歌唱した。ここでテレビドラマ「噂の刑事トミーとマツ」で松崎の相方を務めていた
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松崎しげる「黒フェス」で国広富之、ももクロ、西川貴教とコラボステージ https://t.co/devHnL3xS7 #スマートニュース