このツアーは彼らが2ndアルバム「Mrs. GREEN APPLE」を携えて全国19カ所で開催してきたもの。3月1日の神奈川・CLUB CITTA'公演から3月31日の滋賀・滋賀U★STONE公演までの前半をライブハウスツアー、4月22日の埼玉・三郷市文化会館から東京国際フォーラム公演までの後半をホールツアーとした構成で全20公演が実施された。
彼らにとって最大規模となる本公演のチケットはソールドアウト。5人は2ndアルバムの収録曲「Just a Friend」で華やかにライブの幕を開け、そのまま「HeLLo」へ。3曲目の「アンゼンパイ」ではオーディエンスが一斉にジャンプし、会場は早くもヒートアップ。彼らは2ndアルバムの1曲目を飾る「Lion」でシンガロングを巻き起こすと、続いて「おもちゃの兵隊」「ツキマシテハ」「絶世生物」を力強い演奏で届けた。その後5人は5月20日に公開された映画「ポエトリーエンジェル」の主題歌「soFt-dRink」をしっとりと演奏し、9曲目の「Oz」では藤澤涼架(Key)が華麗なステップを披露してファンを楽しませた。壮大な世界観を持つ楽曲「鯨の唄」が演奏されると、若井滉斗(G)、高野清宗(B)、山中綾華(Dr)は一旦ステージを後に。大森元貴(Vo, G)と藤澤がアコースティック編成で「我逢人」をじっくりと聴かせ、会場を温かな雰囲気へと導く。さらに大森が「せっかくホールなのでメンバー全員でもう1曲アコースティックで演奏してもいいですか?」と告げ、5人全員で「Hug」を演奏した。
そしてバンドは「VIP」「うブ」と立て続けにアッパーチューンを投下し、ライブ後半へ突入。新曲「WHOO WHOO WHOO」では大森が「みんな自由に思いのままに体を動かしていいんだよ!」とファンに呼びかけ、曲中にメンバーがステージを降りて客席を駆け回りファンを驚かせる場面もあった。
アンコールではこの日に24歳の誕生日を迎えた藤澤のためにメンバーとオーディエンスがバースデーソングを合唱し、ステージにはバースデーケーキも登場。和やかな雰囲気の中、メジャーデビュー曲「StaRt」と最新シングル「どこかで日は昇る」が歌い上げられた。大森が「長かったし、いろんなことがあった。今日は感動しています。今日という日を迎えることができてよかったです。ありがとう」とツアーを振り返ったあと、彼らは最後に藤澤のフルートが高らかに鳴り響く「庶幾の唄」を演奏。会場を感動で包み込み、バンドにとって最長のツアーの幕を下ろした。
なお彼らは7月1日に初の沖縄でのワンマンライブ「NAHAHA FESTIVAL!」を沖縄・桜坂セントラルで開催。さらにメジャーデビュー2周年を記念したライブイベント「ゼンジン未到とロワジール」を7月8日に大阪・大阪城音楽堂、7月15日に東京・日比谷野外大音楽堂で行う。イープラスでは本日23:59まで沖縄公演と大阪公演のチケットの先行予約を受け付けている。
Mrs. GREEN APPLE「MGA MEET YOU TOUR」2017年5月19日 東京国際フォーラム セットリスト
01. Just a Friend
02. HeLLo
03. アンゼンパイ
04. Lion
05. おもちゃの兵隊
06. ツキマシテハ
07. 絶世生物
08. soFt-dRink
09. Oz
10. 鯨の唄
11. 我逢人
12. Hug
13. VIP
14. うブ
15. WHOO WHOO WHOO
16. スマイロブドリーマ
17. SwitCh
18. Speaking
19. サママ・フェスティバル!
20. In the Morning
21. JOURNEY
<アンコール>
22. StaRt
23. どこかで日は昇る
24. 庶幾の唄
※高野清宗の「高」ははしご高が正式表記。
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音楽ナタリー @natalie_mu
Mrs. GREEN APPLE、満員の国際フォーラムで最長ツアー終了 https://t.co/uHDE5vPGao