CHiCO with HoneyWorks、みんなで一緒に作った温かなZepp公演

CHiCO with HoneyWorksが5月2日に東京・Zepp Tokyoにて単独公演を開催した。

4月26日にリリースした最新シングル「今日もサクラ舞う暁に」を携えて、東京と大阪でライブを行ったチコハニ。先日のZepp Tokyo公演は今年初の東京でのワンマンライブということもあり、開演前から場内はファンの期待感にあふれていた。暗転すると会場は、ピンクと赤のペンライトの光で包まれる。HoneyWorksのメンバーがスタンバイし「恋色に咲け」を奏で出すと、花柄のスカートを着たCHiCOが現れ、みずみずしい歌声でオーディエンスを魅了した。

CHiCOは緊張しながらも「今年のワンマンの目標は、“みんなでライブを作る”ことです。1曲、1曲、好きなように、みんなで一緒に作っていけたらいいな。今日のライブは今しかないですからね！」とファンに語りかけ、春らしい雰囲気の「恋のコード」や、HoneyWorksが戸松遥に提供した「恋ヲウチヌケ」のカバーを披露。「次はあまりワンマンでやっていない曲です」という言葉に続いた「ヒストリア」では、明るい雰囲気を払拭するようにシリアスでハードな空気を醸し出していた。アッパーな楽曲が続いたあとは「ユキドケ」や「11月の雨」、HoneyWorksの「ママ」などしっとりしたバラードへ。CHiCOはゆっくりとステージを歩きながら歌い上げ、優しい空気でフロアを包んだ。

ライブの中盤から後半にかけては、新曲「今日もサクラの舞う暁に」で大合唱を繰り広げたり、「ロデオ feat. sana」と「これ青春アンダースタンド feat. sana」をゲストボーカルのsanaを迎えて熱唱したり、にぎやかなパフォーマンスが繰り広げられていく。CHiCOが「今年で3年目を迎えているんですけど、去年はワンマンライブもたくさんやらせてもらって、幸せ者だなって思います。これからもがんばっていくので、応援よろしくお願いします！ 最初に言いましたけど、私は今日、最高のライブができてる気がするんですが……どうですかね、皆さん？」と口にすると、オーディエンスは「最高！」と叫び、チコハニのメンバーに拍手を贈った。

アンコールの1曲目はデビュー曲「世界は恋に落ちている」。CHiCOが「歌って！」とマイクをフロアに向けるとシンガロングが起き、一体感が作り出される。その後のMCでは夏に行われるツアーに広島公演が追加されたことが発表されファンを喜ばせた。そして「アイのシナリオ」を経てラストナンバーの「ホーリーフラッグ」を披露する前に、CHiCOは「最後、みんなで笑顔で終わりましょう！」と呼びかける。彼女は朗らかな歌声で会場を満たし、「夏のツアーで会いましょう！」という再会の約束をもってこの日のライブに幕を下ろした。