DIR EN GREY、超満員のCOASTでツアーファイナル

DIR EN GREYの全国ツアー「TOUR09 ALL VISIBLE THINGS」ファイナル公演が、9月14日・15日に新木場STUDIO COASTにて開催された。

8月26日に同会場からスタートした、今年2度目の国内ツアー。時期的には新曲などのリリースを挟んでいるわけでもなく、ある意味「テーマなきツアー」と思われてきたが、現時点での最新アルバム「UROBOROS」の世界観をより進化／深化させた濃厚なステージが提示された。

14日の公演は「UROBOROS」のオープニング曲「BUGABOO」で、15日の公演は2005年のアルバム「Withering to death.」からの「Merciless Cult」で幕を開けた今回のツアーファイナル。いくつかのライブで披露されたデビューシングル曲のひとつ「アクロの丘」は両日ともに演奏されなかったものの、「Ugly」「蝕紅」などといった懐かしい曲も飛び出す興味深い内容となった。

約2時間にわたる公演の最後、それまで終始オーディエンスを扇動し続けていた京は、「1月、また……」と穏やかな笑みを浮かべながら話し、ステージを後にした。2010年1月9日・10日には日本武道館で「UROBOROS -with the proof in the name of living...-」と銘打たれたライブを行うDIR EN GREY。その直前の12月2日には、15カ月ぶりのニューシングル「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」のリリースも控えており、彼らがこの武道館2DAYS公演でどのようなパフォーマンスを提示してくれるのか、期待が高まるところだ。