6月3、4日に東京・東京国際フォーラム ホールAにて
昨年12月に最新アルバム「青の光景」をリリースし、今年3月からリリースツアーをスタートさせた秦。この記事ではセミファイナルにあたる6月3日公演の模様をレポートする。
本公演をイメージした映像の上映と共に、秦とバンドメンバーがステージに登場。まずは最新アルバムの収録ナンバー「嘘」でライブが開始された。疾走感あふれる「花咲きポプラ」では、秦が自ら手拍子を行い観客を誘導。序盤から会場との一体感を高めていった。
バンドメンバーが一旦退場し、秦1人の弾き語りで披露されたのは「美しい穢れ」「恋はやさし野辺の花よ」。会場は彼の柔らかな歌声で包み込まれ、穏やかなムードが漂っていた。皆川真人(Key)と鈴木正人(B)とのトリオで演奏が繰り広げられた「季節が笑う」ののち、MCでは今回のツアーに関する話題に。各地の純喫茶や居酒屋を訪れたというあらきゆうこ(Dr, Per)の話を聞いた秦は「だから打ち上げに来なかった日が……!」と冗談まじりに詰め寄り、場を和ませた。
後半では「ディープブルー」「グッバイ・アイザック」など、新旧織り交ぜたラインナップを観客に届けていく。「水彩の月」では弓木英梨乃(G, Violin)がギターからバイオリンに持ち替え、演奏を厳かに彩る一幕もあった。さらに「スミレ」では、秦が「一緒に踊ってみましょう。秦ダンススクール!」と観客に振り付けをレクチャー。ミュージックビデオにも登場した“スミレちゃんダンサーズ”も舞台に上がり、華やかなステージを演出した。そしてアンコールのラストナンバー「僕らをつなぐもの」の演奏を終えると、秦は何度も観客に手を振り、ステージをあとにした。
なお秦は11月8日にデビュー10周年を迎えることを記念し、初のアリーナツアーを開催することを発表。現在11月1日の神奈川・横浜アリーナ、11月4日と5日の大阪・大阪城ホールの2会場が決定しており、その後の公演については追ってアナウンスされる。
秦基博「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2016-青の光景-」
2016年6月3日 東京国際フォーラム ホールA セットリスト
01. 嘘
02. ダイアローグ・モノローグ
03. 花咲きポプラ
04. ROUTES
05. 鱗(うろこ)
06. 美しい穢れ
07. 恋はやさし野辺の花よ
08. 季節が笑う
09. Fast Life
10. ディープブルー
11. 水彩の月
12. デイドリーマー
13. Q & A
14. グッバイ・アイザック
15. あそぶおとな
16. スミレ
17. ひまわりの約束
18. Sally
<アンコール>
19. 聖なる夜の贈り物
20. トラノコ
21. 僕らをつなぐもの
秦基博 10th Anniversary アリーナツアー
2016年11月1日(火)神奈川県 横浜アリーナ
2016年11月4日(金)大阪府 大阪城ホール
2016年11月5日(土)大阪府 大阪城ホール
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リンク
- 秦 基博 Official Web Site
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くまっち @kumacchi
セトリ同じだな。良きライブでした。 / ホールで描く「青の光景」秦基博ツアーセミファイナル - 音楽ナタリー https://t.co/7m2Jod58aL