レンジ3rdアルバム「ИATURAL」再現公演にDiverCity熱狂

ORANGE RANGEが5月3日と4日の2日間にわたり、Zepp DiverCity TOKYOにてライブツアー「RANGE AID+ presents "RWD← SCREAM 015"」の東京公演を開催した。

「"RWD← SCREAM 015」はレンジのファンクラブが主催する、過去作品の再現をテーマとしたコンセプチュアルなツアー。3回目の開催となる今回は、2005年10月にリリースされたアルバム「ИATURAL」がフィーチャーされている。この記事では東京公演の初日、5月3日の模様を紹介する。

ライブは1曲目から大盛り上がり。フロアをびっしりと埋め尽くしたファンは、“今”のレンジが再現する「ИATURAL」の楽曲を思い思いの形で味わう。HIROKI（Vo）は冒頭のMCで「10年経ってORANGE RANGEがどうなってるのか、変化を楽しんでいただきたい。10年間を振り返って今を感じていただきたいと思います」と述べ、「＊～アスタリスク～」「ラヴ・パレード」といった懐かしいヒット曲を力強く奏でていった。また「ИATURAL」リリース当時はあまりにも多忙で、「1日1日を乗り切っていくことで精一杯だった」という彼ら。RYO（Vo）は「ライブで自分たちの精神を保ててた」と振り返り、リリースから10年の時を経てアルバムの再現ツアーを開催できる喜びを明かした。

実験的な要素も盛り込まれた「ИATURAL」を披露しつつ、メンバーはできたての新曲もオーディエンスにプレゼント。HIROKIの「愛を歌った曲です。『ラヴ・パレード』を超える曲なんじゃないかと……」という紹介に続いて披露されたのは、「SUSHI食べたい」という仮タイトルが付けられたコミカルなダンスチューンだ。曲のタイトルがアナウンスされた瞬間にフロアでは爆笑が起こり、観客はレンジならではの遊び心たっぷりの新曲を堪能した。新曲披露後、メンバーを代表してHIROKIがMCを行い、「僕らこんな性格なんで、『SUSHI食べたい』みたいな曲しか生まれてこないかもしれません（笑）。マイペースな僕らですが、今後とも付いてきてくれたらうれしいです」とファンに感謝の思いを伝え拍手を浴びていた。

「"RWD← SCREAM 015」は残すところ、5月8日と9日に行われる大阪・Zepp Namba公演のみ。ツアー最終公演にあたる5月9日の模様は、スペースシャワーTVの公式スマートフォンアプリ「スペシャアプリ」にて生配信される。