Rihwa、アコースティックツアーファイナルで大原櫻子とコラボ

昨日3月23日、Rihwaが全国ツアー「Greeting Tour 2015」のファイナル公演を東京・渋谷CLUB QUATTROにて開催した。

このツアーは彼女にとってメジャーデビュー後初のアコースティックツアー。対バン形式とワンマン公演を交えて全国21公演にわたって行われ、ツアーファイナルの渋谷公演は大原櫻子をゲストに迎えての開催となった。

最初に登場した大原は1曲目「明日も」のアカペラでのイントロから伸びやかで力強い歌声を響かせ、オーディエンスの心を一気に引きつける。続く「頑張ったっていいんじゃない」ではフロアの観客が大原の煽りに合わせてタオルを振り回し、会場の一体感は急上昇。盛り上がる一方のフロアに向けて大原は、Rihwaとの交流について「去年ライブで共演させていただいてからメル友になって（笑）、仲良くさせていただいてるんです」と笑顔で明かした。

その後は3月25日発売の1stアルバム「HAPPY」の収録曲「無敵のガールフレンド」、「半年先のイベントを先取りしちゃいますか？」という言葉から始まった「オレンジのハッピーハロウイン」、と元気いっぱいのナンバーを立て続けに披露。そこから一気に雰囲気を変え、最新シングルのバラード「瞳」をピアノの音色に乗せてじっくりと聴かせた。ラストを締めくくったのは「サンキュー。」。タイトル通り、集まった双方のファンへの感謝を込めるように笑顔で歌い上げた。

続いて登場したRihwaのライブは「CHANGE」からスタート。ピアノとRihwaがかき鳴らすアコースティックギターの音色、高らかなボーカルが響き合う。グルーヴィに英詞を歌う「Tell me what you want」が終わると、Rihwaは満員のフロアに向けて「東京、帰ってきたって感じがします。2カ月で21公演、長かったようであっという間でした」とツアーの感想を語った。

今回のツアータイトルについてRihwaは「“Greeting”は“会う”っていう意味で。今の時代は会わなくても用事が済むけど、なんでそれでも会うのかって考えたら……だって会えたらうれしいじゃん！って（笑）。当たり前だけど、そういうことを共有できたらうれしいなと思います」と、自身が込めた思いを明かす。そして「変わらないコト」、さらにループマシンを使い、タンバリンとギターとカズーを鳴らしてその場でオケを作りながら「ギルティ」を披露する。「いつか自分が親になったら、こういうことを言ってあげたいと思います」と紹介して始まった「bird」では、優しく語りかけるようなRihwaの歌声が会場を包み込んだ。

ライブはいよいよ終盤戦へ。ダイナミックなピアノの伴奏と力強いボーカルが印象的な「Snowing Day」、さらに「カラフル」と続き、フロアは再び大盛り上がりに。ラストは情感豊かな歌声で「春風」を歌い、ツアーファイナルをドラマチックに締めくくった。

アンコールの声に応えて再びステージに登場したRihwaは「みんなの顔を見ると『帰ってきたな』という気持ちになれます。そういう関係をもっと深く築いていきたいなと思ってます」と笑顔を見せ、1曲目「Last Love」を披露する。時に優しく、時に力強くと目まぐるしく雰囲気を変化させ、楽曲の世界をアピールした。

そして彼女の呼び込みで、この日のゲスト大原櫻子が再登場。大歓声に迎えられながら、RihwaのツアーTシャツ姿で現れた大原は「Rihwaさんの曲は普段から聴いていてファンなんですよ！ まさか今日は対バンとしてやらせてもらえるなんて、出会ったときには夢にも思ってませんでした」とこの日の共演の喜びを語り、Rihwaも「正直、ダメ元で声をかけたんです。だって櫻子ちゃん、明後日がアルバムの発売日ですよ！（笑） めちゃくちゃ忙しい時期なのに快くOKしてくれて、本当にうれしいです」と、大原に向けて感謝を述べた。

「今日はファイナルだから緊張してたけど、今からやるコラボが一番緊張します（笑）」という大原の言葉に続いて、2人がコラボレーションで披露したのはRihwaがこのツアーのために書き下ろした新曲「Bestie」。時折笑顔で目線を交わしつつ、2人は楽しそうにラストナンバーを歌い上げた。

Rihwaとオーディエンスに見送られて大原がステージを後にすると、Rihwaは最後のあいさつを行う。「この『Greeting Tour』を続けたい、何があってもみんなの元に会いに行きたいなと思いました。会える喜びや幸せをいっぱい感じられるライブを続けていきたいです」と今後に向けた思いを新たにし、最後はマイクを通さずに生声で「またお会いしましょう！」と呼びかけ、ファンとの再会を誓っていた。