彼らが最初に演奏したのは、昨年11月リリースの1stアルバム「INKT」のリード曲「Trigger」。リーダー・Kei(G)の演奏を皮切りにラウドなバンドサウンドが繰り出され、観客は一気に興奮状態となっていった。KOKIは両手を広げたり、挑発的に舌を出したりして観客を煽りながらハイテンションなパフォーマンスを見せつける。彼は「今日、この場所がINKTのスタート。集まってくれた方々、応援してくれる方々1人ひとりが僕らの軌跡の証人です」とファンに伝え、高い演奏力で音を紡ぐメンバーとともに次々とハードなナンバーを打ち込んでいった。
軽快な四つ打ちのナンバー「Shangri-La」ではファンと一緒に手を左右に振り合って一体感を生み出したKOKI。彼はスローなラブソング「ずっと」で切なげな歌声を響かせ、ヘヴィロックチューン「FTW」でキレのある英語のラップをぶつけるといった多様な歌唱表現で観客を魅了する。そして「一番やりたかったのがライブ。家族や友人に心配ばかりかけてますが、自分に文句ひとつ言わずついてきてくれる仲間に恵まれて、僕はまだ歌っていられます」とステージに立つ喜びを語った。
ライブ後半のメンバー紹介ではSASSY(Dr / ex. HIGH and MIGHTY COLOR)が「前のバンドでデビューしてから今年で10年になるんですけど、その年を大好きなメンバーと迎えられるのは感慨深い」と話し、会場から温かい拍手を浴びる。その様子を見てmACKAz(B / ex. HIGH and MIGHTY COLOR)は「それ俺も言いたかった(笑)」と反応する。ほかにもkissy(Key)の家にメンバーが入りびたるエピソードが明かされるなど、MCは互いの仲のよさがうかがえる和やかなものに。その話の流れから、彼らは2013年にメンバーが初めて音を合わせたというアルバム未収録曲(タイトル未定)をプレイ。ストレートなロックナンバーを力強く演奏した。
本編ラストを締めくくったのはアルバム最終曲「Iron Heart」。この曲のイントロでKOKIは「止まらないし止まれないし止まるつもりもない! 1人残らず僕らについてきてください!」と叫ぶ。その勢いに触発されて「オイ! オイ!」とオーディエンスが声を上げる中、バンドはパワフルなパフォーマンスを展開。その後立ち去った彼らはフロアから自然発生した“INKTコール”に導かれて再登場し、アルバム未収録の「Nobody knows」と、2度目の披露となる「Trigger」でフィナーレを飾った。
次回のライブは2月21日に大阪・BIGCATで開催される「1st Live『the birth of INKT』」大阪公演。ファミリーマートではチケットの先行抽選予約を本日1月19日23:59まで受け付けている。オフィシャルサイトでの先行予約は明日1月20日10:00~1月25日23:59に実施される。
INKT「1st Live『the birth of INKT』」
2015年1月18日 TSUTAYA O-WEST セットリスト
01. Trigger
02. 45'
03. A Whole New World
04. Fight for freedom
05. Past & Future
06. Shangri-La
07. ずっと
08. Survivor
09. FTW
10. 新曲
11. Hide and Seek
12. Iron Heart
<アンコール>
13. Nobody knows
14. Trigger
INKT「1st Live『the birth of INKT』」※終了分は割愛
2015年2月21日(土)大阪府 BIGCAT
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えーcham @oretteN
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