ORANGE RANGE、最後のAXライブ「胸に残していこう」

ORANGE RANGEがファンクラブ限定ツアー「RANGE AID+ presents ORANGE RANGE FC TOUR 014 ～リアル三十路でゴメン～」の東京公演を5月15、16日に東京・SHIBUYA-AXにて実施した。

公式ファンクラブ「RANGE AID+」会員を対象に4月よりスタートした今回のツアー。彼らは事前に歌ってほしい楽曲の募集をしており、ライブ序盤からアンケート上位に入ったアッパーな楽曲を連投する。またアコースティック編成でのバラードや、このツアーで初めて挑戦したという初期のナンバーを披露してオーディエンスを魅了した。

MCではHIROKI（Vo）が「誰かに強制されてやってる音楽じゃないし、自分たちのやりたいことがやれています。でも自己だけで完結しているわけではなくて、こうやって聴いてくれる人がいて本当に感謝しています」とファンへの思いを口にする。ライブ終盤に突入するとRYO（Vo）が「みんな騒ぎ足りないよね」と言いながらタオルを回し、フロアを熱狂の渦に巻き込んだ。

アンコールも終わりメンバーが退場する中、YAMATO（Vo）は1人ステージに残る。そして「今日が最後のSHIBUYA-AXでのライブで形には残らないけど、思い出として胸に残していこう」「いつもありがとうございます。またおいでよ」とファンに優しく語りかけ、名残惜しそうにステージをあとにした。なおツアーは愛媛、高知、大阪と続き、5月31日の沖縄・桜坂セントラル公演でファイナルを迎える。