大宮でミニシアターを作る意義とは、共鳴した各分野のプロが手がける劇場:埼玉 OttO編
観客に作品を楽しんでもらうだけでなく、映画の多様性を守るための場所でもある映画館。子供からシニアまでが集まる地域のコミュニティとしての役割を担う劇場もある。本コラムでは全国各地の劇場を訪ね、各映画館それぞれの魅力を紹介。今回は埼玉・大宮駅から徒歩5分の住宅街にあるOttO(オット)を取材した。カフェ・シェアハウスを併設する映画館を作った経緯や、東京・109シネマズ プレミアム新宿を手がけたXEBEXとイースタンサウンドファクトリーが設計・施工した音響設備、常設館ではおそらく世界初となる塗布スクリーンの採用など、これまでにない環境を作り上げた同館。「こだわりを持った人との出会いの中でこうなった」と語る、代表・今井健太氏と各分野のプロによる“冒険”に迫る。