荒井晴彦「星と月は天の穴」新カット公開、綾野剛が女学生を見下ろすビジュアルも

脚本家・荒井晴彦が監督を務め、綾野剛が主演する映画「星と月は天の穴」の新場面写真5点が到着した。

吉行淳之介の同名小説をもとにした本作は、女を愛することを恐れる一方で愛されたい願望をこじらせる小説家の矢添克二を描く物語。妻に逃げられて独身で40代を迎えた矢添は、娼婦の千枝子と時折体を交え、過去を引きずりながら日々をやり過ごしている。しかしある日、偶然出会った大学生・瀬川紀子の粗相をきっかけに奇妙な情事へ至ったことで、矢添の日常と心は揺れていく。

執筆する恋愛小説の主人公に自分自身を投影し、“精神的な愛の可能性”を探求する矢添を綾野が演じた。また紀子役で咲耶、千枝子役で田中麗奈が出演。今回新たに到着したアザービジュアルには、ブランコを漕ぐ紀子と、それを自宅マンションから見下ろす矢添の姿が捉えられた。

また場面カットには、布団の上に座りタバコを手にする矢添の様子などが収められている。ビジュアル、場面写真は写真家・野村佐紀子が撮影。「身も心も」「火口のふたり」「花腐し」に続いて荒井作品に参加した。

ハピネットファントム・スタジオが配給する「星と月は天の穴」は12月19日より東京・テアトル新宿ほか全国でロードショー。岬あかり、吉岡睦雄、MINAMO、原一男、柄本佑、宮下順子もキャストに名を連ねる。

※「星と月は天の穴」はR18+指定作品

映画「星と月は天の穴」本予告