同作は、石川・奥能登に生まれた小さなラジオ局の物語。恋人の故郷である能登へ旅行中だった主人公・柊カナデは地震に遭い、避難所で松本功介から世話を受けた過去があった。そして恩に報いるため再び能登を訪れたカナデは、松本から災害FMのラジオパーソナリティーを頼まれる。彼の思いに巻き込まれ、主婦の小野さくら、消防士の西川、お調子者の青年・多田も参加。「下手でいい。でもリスナーを笑わせてください」という松本の願いに応えるため、番組作りの経験がないカナデたちは企画の考案や出演ゲスト探しに奮闘する。なお災害FMとは、災害時に被災者に向けて必要な情報を届けるための期間限定のラジオ局で、東日本大震災が発生した当時は東北地方を中心に延べ30局が開設。能登初の災害FMは2025年7月7日に開局した。
町の住人ではないという葛藤を抱えつつ能登の人々の優しさと強さに触れていくカナデを福地が演じ、ラジオ開局の発起人で、ある理由から“笑える”ラジオにこだわっている松本役で甲本が出演。おしゃべり好きな“お姉さん的存在”であるさくらに常盤が扮する。
福地は「姿や形は見えなくても、声で心をつなぐことができる。ラジオを通して町のぬくもりを感じ、お互いをあたため合える、そんな時間を信じて真摯に向き合いたいと思っています」とコメント。加えて甲本は「様々な状況から笑えなくなってしまった、笑いたいのに笑えない、そもそも笑うって何だろう。そんな人達(自分も含め)の心に小さな笑いの花を咲かせる事ができたなら」と、常盤は「これからの『ラジオスター』な日々で、出演者、スタッフさん、そして視聴者の方々が、能登のファンになってくれたら嬉しいです。私がそうなれたように」とそれぞれつづった。
「ラジオスター」は石川県および関西近郊で撮影中。脚本は「正体」の
福地桃子 コメント
この度、柊カナデ役を務めさせていただくことになりました、福地桃子です。
姿や形は見えなくても、声で心をつなぐことができる。
ラジオを通して町のぬくもりを感じ、お互いをあたため合える、そんな時間を信じて真摯に向き合いたいと思っています。
人のために、町のために、そして、自分自身のために。
能登を愛するこのチームと共に、生きる喜びと人の力を作品の中でしっかりと感じながら、その温もりを皆さまへお届けできるよう、心を込めて努めてまいります。
甲本雅裕 コメント
笑うって一人じゃ難しい、だから皆で協力してつくる。
そうやって生まれた笑いを、他の誰かに届ける事で、また笑いが生まれる。
様々な状況から笑えなくなってしまった、笑いたいのに笑えない、そもそも笑うって何だろう。
そんな人達(自分も含め)の心に小さな笑いの花を咲かせる事ができたなら。
この作品はラジオを通じて、それを実現させようとするドラマです。
笑うことで、笑えるように。
常盤貴子 コメント
連続テレビ小説「まれ」の撮影で初めて訪れた能登半島。
あの透き通った海、新鮮な食べ物、なにより、彼の地に住まう「能登はやさしや土までも」な皆さんの笑顔に出会えたことは、私の人生を豊かにしてくれました。
これからの「ラジオスター」な日々で、出演者、スタッフさん、そして視聴者の方々が、能登のファンになってくれたら嬉しいです。私がそうなれたように。
みんなで能登から笑顔をお届けします♪
小寺和久(作)コメント
このドラマは架空の町を舞台にしたフィクションですが、能登で出会った人たちの声や記憶をもとにしています。誰かの痛みや悲しみを消費せず、希望だけを飾りもしない──逃げずに書き切ろうと決めました。
取材と執筆を通して、言葉では表せない強さと優しさに何度も出会いました。それがドラマにかたちを変えて皆様に届くことを心から願っております。周波数、合いましたらぜひご覧ください。
田渕夏海(音楽)コメント
この度、「ラジオスター」を作り上げる仲間の一人として迎えていただけたことを、とても嬉しく思っています。台本を読み進める中で、生きていくうえで必ずしも必要ではない、娯楽でもあるラジオを被災地でやる意味を、個性豊かな登場人物たちの姿から教わっているような気持ちになりました。ローカルならではの人の距離感の中で、時にはリアルな声も電波に乗ったり...何が起きるのか全くわからない番組です。
音楽はこれから制作に入りますが、彼らの日常を彩れるような、楽しくて温かい作品をお届けできるよう努めてまいります。
一木正恵(企画 / 演出)コメント
悠久の時が積み重なる大地の上で、人が生きて見ることが出来る時間は束の間に過ぎない。確かにいた人、あったものは「語り継ぐ」ことによって、時を越え人々の記憶に刻まれていく。このドラマのラジオの語り手たちの声は、傷つき喪失にあえぐ町の存在を懸けて天に放つ花火、だと感じています。
エンターテインメントで今の能登を描くこと。これが「ラジオスター」の核心です。スタッフ・キャスト一丸となって挑戦するのは、悲しみや苦悩をことさらに抽出することではなくワクワクしてもらうこと、その先にある人の心の深淵にドキドキしてもらうこと。能登の皆さまと共に、花火を連発出来たら!
松木健祐(プロデューサー)コメント
「このラジオで、僕たちは町の輝くスターになるんです」
劇中にある好きなセリフの1つです。どんな境遇に立っていても、あなたの人生はあなたが主役であり、きっと輝くんです、そう背中を押してもらえる気がします。
決して特別な物語ではなく、あなたの物語になると思っています。
向き合うほどに正解は分かりませんが、「ラジオスター」の登場人物たちと同じように、スタッフ・キャストも模索し続けています。今もなお厳しい状況の中にある能登の方々へ、今苦しい時を過ごしているあなたへ、このドラマが少しの輝きをもたらすことを祈っています。
連続ドラマ「ラジオスター」番組情報
放送局・放送日時
NHK 2026年春放送
スタッフ・キャスト
作:小寺和久
演出:一木正恵 / 小野見知 / 土井祥平 / 原田氷詩
音楽:田渕夏海
出演:福地桃子 / 甲本雅裕 / 常盤貴子ほか
 
             
             
             
 
 
 
 
                     
                     
                     
                     
                     
                    





 
         
         
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                    




 
     
     
     
     
     
             
             
             
             
             
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
             
             
             
             
            
PAKU♉直腸癌5年寛解 @PAKU
福地桃子・甲本雅裕・常盤貴子共演のNHKドラマ製作、奥能登に生まれたラジオ局の物語(コメントあり) https://t.co/9An8AX63ft