アニメーション映画「
本作は、日本美術家・日本画家である四宮の長編アニメーション監督デビュー作。立ち退きを迫られる老舗の花火工場を舞台に、幻の花火“シュハリ”と若者たちの未来をめぐる2日間の物語が独自の色彩表現で描かれる。萩原が蒸発した父に代わりシュハリを完成させようとする帯刀敬太郎、古川が幼なじみの式森カオルに声を当てた。
3月6日に封切られた本作。周囲の反響について萩原は「僕の過去作を並べてもトップレベルに好きだ、と熱弁してくれた方もいる」と報告する。古川も「友達から連絡をもらって、みんなかなり長文で感想を送ってくれました。もう1回観てちゃんと考えて向き合いたい作品だと言ってくれたりして、1人ひとりが丁寧に作品を観てくれた印象があります」と明かした。四宮は「僕以上に刺さっている!というような熱い感想が多くて、それだけ作品の中に入り込んでくれたんだという感覚があります」と感謝を伝える。
イベントでは卒業シーズンにちなんで、萩原と古川が“変化する環境の中で一歩踏み出す人々”へメッセージを送る一幕も。萩原は「とにかくやってみる。そうすると自分が想像していなかったものになる」と述べ、「年度の変わり目はそれにかこつけて飛び込みやすい時期なので、心機一転何かを新しく始めるにはいい機会」とアドバイスする。古川も頷きながら「失敗してなんぼ!と思うのがいいと思う。失敗することを前提で動いたほうが、意外と新たな一歩は踏み出しやすいから」と伝えた。
続いて登壇者たちは、映画公式SNSに寄せられた質問に回答。劇中のストップモーションに関する質問に対し、四宮は「実写の手が出てくる衝撃的シーンを挟むことで生まれる緩急があると思ったので、当初からアニメにせず人間の手を出すことを決めていました。劇中に出てくる実写の手は、このシーンを手がけたヴィクトル・アジュランさんの手です。いろいろな映像表現の中でアニメと実写を合わせたりすることで、逆に2Dアニメが面白く感じられる。そんな合わせ方をするのが好きなんです」と解説した。
“大人になったと思う瞬間”を問われた萩原は「物事を選択できるようになること。大人になると何をして何をしないか選べるようになる。でも責任と引き換えですけど」と答え、「個人的には……大人買いしているとき!」と笑顔を見せる。「小さい頃はたくさんある中でこれ1個!という感じだったけれど、好きなものを全部そろえるまで買う、あの瞬間。一気に全部を買うと大人になったなと思う」と続けた。古川は「湯船に浸かるだけでこんなに目覚めが違うのか……と実感したとき」とコメント。最後に四宮は「主人公3人、誰かの感情には必ず引っかかるように作ったつもりなので、これからも『花緑青が明ける日に』をよろしくお願いいたします」と観客に呼びかけた。
「花緑青が明ける日に」は全国で上映中。
映画「花緑青が明ける日に」本予告
萩原利久の映画作品
タグ
映画ナタリー @eiga_natalie
【イベントレポート】「花緑青が明ける日に」萩原利久&古川琴音が“一歩踏み出す人々”へエール
https://t.co/GXHCDHya7e
#花緑青が明ける日に https://t.co/uWgi296yU9