長編アニメーション映画「
本作は、美術家・日本画家の四宮による長編デビュー作。立ち退きを迫られている老舗の花火工場・帯刀煙火店を舞台に、幻の花火“シュハリ”と若者たちの未来をめぐる2日間の物語が描かれる。萩原が蒸発した父に代わりシュハリを完成させようとする帯刀敬太郎、古川琴音が幼なじみの式森カオルに声を当て、入野は敬太郎の兄・チッチこと千太郎に声を当てた。
上映前の記者会見で四宮は「今のように新しい技術が発展するとき、人間の手仕事、人間のテクニカルな技術が輝く瞬間が必ずあると思っている。本作はそういったこともテーマの1つに据えています」と伝える。本作が声優初挑戦となった萩原は「人間として成長していく段階にいる役なので、声色や色など細かなニュアンスについて四宮監督とたくさん相談し、試行錯誤しながら作り上げていきました。もしかすると収録している時間よりも監督と話している時間のほうが長かったんじゃないかと思います」と振り返った。
レッドカーペットで四宮は「(本作は)ドメスティックな小さな物語で、現場も小さかった。それが日本の裏側まで届いた。観客にどのように受け取られるか楽しみです。世界中で共感できるアニメーションを作ることができた自信はあるので、ぜひ観ていただきたい」と意気込む。第52回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「千と千尋の神隠し」でハクを演じた入野は「当時はまだ13歳で『賞を獲ったんだな』というライトな気持ちでした。今この場所に来て、空気を感じて、改めて金熊賞のすごさを実感しています。ベルリンは自分にとって特別な場所なので、このような形でレッドカーペットを歩けることがとてもうれしいです」と言葉を紡いだ。
第76回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されている本作。ワールドプレミア上映後、満席となった会場から大きな拍手が送られた。舞台挨拶には四宮、萩原、入野、プロデューサーの竹内文恵が登壇。四宮は本作のモチーフである花火について「フェスティバルという側面と鎮魂という2つの側面があります」と説明し、「本作の花火を通して世界の悲劇などについて考える一端になれば幸いです」と観客に語りかけた。囲み取材で萩原は「この先何をしていても今日という日を思い返すだろうなというくらい、この目や体で感じたものはものすごい景色で経験だったなと思います。とても刺激的な体験でした」とコメント。入野は「夢を見ていたかのような感覚で、上映後は言葉にできない感動がありました」と口にした。
「花緑青が明ける日に」は3月6日より全国公開。
咲 @beautifuldog101
@eiga_natalie たくさんのお写真を見せていただき有難うございます♡利久くんにとっての刺激的な時間がこれからのお芝居にもいかされていくのでしょうね。
#ハナロク #萩原利久