當真あみ主演「パリに咲くエトワール」の舞台は美術の変革期、モネやルノワールの絵画に注目

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當真あみが声の出演をした劇場アニメ「パリに咲くエトワール」の新場面カットが解禁された。同作の舞台は、美術において変革の時代である20世紀初頭のフランス・パリ。このたび、物語に登場する名画の一部を見ることができる。

「パリに咲くエトワール」場面カット。フジコが絵画を見つめる様子

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「パリに咲くエトワール」は、異国の地で夢を追いかける2人の少女を描いた物語。画家を夢見るフジコに當真、武家に生まれながらバレエへの憧れを胸に秘める千鶴に嵐莉菜が声を当てたほか、早乙女太一、門脇麦、角田晃広(東京03)、津田健次郎もキャストに名を連ねた。

「パリに咲くエトワール」ポスタービジュアル

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劇中で描かれるパリは、第1次世界大戦前で文化的にも成熟を迎えた頃だったとされる。絵画では印象派の時代で、クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガなどが活躍。ポスト印象派であるアール・ヌーヴォーへの移行期と重なり、後世まで残る大きな変革が起こった。そしてパリ万博をきっかけに葛飾北斎、渓斎英泉、歌川広重らの作品が海を渡り、一大ブームに。西洋絵画と技法の違う浮世絵はモネ、ルノワール、ピカソらに大きな影響を与え、西洋での“ジャポニズムブーム”のきっかけとなる。フジコが降り立つ1912年のパリは、まさに東洋と西洋の文化が融合し花開いた頃だった。

「パリに咲くエトワール」場面カット。モネの「印象・日の出」

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本作にはモネの「印象・日の出」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」、ジャン・ベローの「コンコルド広場のパリジェンヌ」、ジュール・パスキンの「女学生」のほか、アール・ヌーヴォーの代表的作家ミュシャによる「四季」の1作「夏」、アルベール・マルケの「パリのトリニテ広場」などが登場。これらの名画はすべて、当時の雰囲気を再現するために制作された複製(レプリカ)作品だ。フジコが住むモンマルトルや赤い風車で有名なキャバレー“ムーラン・ルージュ”を愛した作家・ロートレックの作品なども見られる。

「パリに咲くエトワール」場面カット。ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」

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「パリに咲くエトワール」場面カット。ミュシャの「四季」の中の1作である「夏」

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また尾上松也演じるフジコの叔父・若林は画廊のオーナーであり、喜多川歌麿の「婦人相学十躰・浮気之相」など東洋風な美術品をコレクターへ薦める場面も。「山姥と金太郎・あかんべえ」など浮世絵のモチーフも繊細に描かれていく。

「パリに咲くエトワール」は3月13日より全国で公開。「ONE PIECE FILM RED」の谷口悟朗が監督を務め、「魔女の宅急便」の近藤勝也がキャラクター原案、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の吉田玲子が脚本を担当した。

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©「パリに咲くエトワール」製作委員会

劇場アニメ「パリに咲くエトワール」長尺予告

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