長塚京三が濱口竜介の最新作「急に具合が悪くなる」に出演、孫役には黒崎煌代

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濱口竜介が監督・脚本を担う最新作「急に具合が悪くなる」に、長塚京三黒崎煌代が出演していることが明らかに。初の場面写真も解禁された。

「急に具合が悪くなる」場面写真

「急に具合が悪くなる」場面写真

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本作は、がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者・宮野真生子と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者・磯野真穂が交わした往復書簡を原作にした物語。仏パリ郊外の介護施設「自由の庭」の施設長であるマリー=ルー・フォンテーヌは入居者を人間らしくケアすることを理想としつつ、人手不足やスタッフの無理解などに悩まされていた。そんな中、森崎真理という日本人の演出家に出会い、がん闘病中である彼女の描く演劇に勇気をもらう。同じ名前の響きを持つ偶然に導かれて2人の交流が始まったが、あるとき真理は“急に具合が悪くなる”。病の進行とともに2人の関係は劇的に深まり、互いの魂を通わせていく。

左から濱口竜介、ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒

左から濱口竜介、ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒 [高画質で見る]

「ベネデッタ」で知られるヴィルジニー・エフィラがマリー=ルーを演じ、「ウルヴァリン:SAMURAI」などに出演し、TAOとして世界で活動する岡本多緒が真理に扮した。このたび公開された場面写真には、マリー=ルーと真理が夜のセーヌ川に並んで座る姿が切り取られている。

長塚が演じるのは、真理が演出する舞台に出演する俳優・清宮吾朗。黒崎は吾朗の孫である窪寺智樹に扮した。2人はマリー=ルーと真理を引き合わせる重要な役どころを担う。

長塚京三

長塚京三 [高画質で見る]

長塚は脚本を読んだ感想を「あの原作がこのホン? あまりに自由な想像力の奔流に圧倒され、しまいには感動していました」と語り、撮影前の稽古については「大量のフランス語パートが気懸りでしたが、日常のやり取りというより、もっぱら舞台上で俳優の口から発せられるセリフが主でしたので、初心に還って勉強し直しました」と振り返る。

黒崎煌代

黒崎煌代 [高画質で見る]

黒崎は「フランスの映画撮影文化と、日本の映画撮影文化の違いに驚く事もありましたが、根幹にある良い作品を作るという最も大事な部分が共通している事がとても嬉しく、感動しながら撮影に臨みました」「間違いなく面白い映画になっていると思います」とつづった。濱口のコメントは下部に掲載している。

フランス、日本、ドイツ、ベルギーの国際共同制作となる「急に具合が悪くなる」は、ビターズ・エンド配給のもと2026年に全国でロードショー。

長塚京三 コメント

脚本を読んで

あの原作がこのホン? あまりに自由な想像力の奔流に圧倒され、しまいには感動していました。吾朗役には、早くから私を想定して下さったようで、演技者としてこんな嬉しいことはありません、喜んでお受けしました。大量のフランス語パートが気懸りでしたが、日常のやり取りというより、もっぱら舞台上で俳優の口から発せられるセリフが主でしたので、初心に還って勉強し直しました。真面目だけが取り柄の学生で、ガリ勉は得意でしたから。孫ほどの齢の助監督さん相手に、とても楽しい稽古でした。

濱口竜介の演出について

ユニークな演出法として、ことさらミステリアスに取り沙汰されることも多いようですが、僕は濱口監督の演出は、古典的なまでにオーソドックスだと思っています。「原点回帰」というか、テクストに還るという大原則ですね。答えは既にテクストの中にある。役者は書かれたそのままを伝えればいい。ひたすらシンプルに、清澄に。(私の場合は)「熾火に薪をくべるように」と、イメージはひと夫々でしょうが。

撮影を終えて

いろいろ楽しみが満載です。自分事で恐縮ですが、早く地のセリフと舞台上のセリフの機微を、聞き比べてみたい、とか。なんだか濱口組の「短期留学」から帰ったような気分です。

黒崎煌代 コメント

脚本を読んで

圧倒されました。素晴らしすぎる脚本で、文字だけで既にとても心にくるものがありました。この脚本の世界に関わることができる幸せを感じると同時に、現時点での自分史上最高で臨まなければ通用しないことも読んだ瞬間に感じました。責任を持って智樹を演じるぞと改めて気合いを入れ直した瞬間でもありました。

濱口竜介の演出について

魔法のような体験でした。リハーサルが特に印象に残っています。監督が緻密に設計したリハーサルの流れに身を委ねていると、気づけばゴールの目前に立っているような。一見すると断片的に思えるリハーサル同士も、最終的には結びついていく。そんな不思議な体験に何度も静かな驚きを覚えました。濱口監督のリハーサルには、演出の精密さだけでなく、私たち役者への信頼が織り込まれていました。リハーサルの内容は詳しくは言えませんが、言える事があるとするならば、濱口監督からすべてを指示されたわけではない。かといって、すべてを委ねられていたわけでもない。ただ、監督と結んだ約束のようなものがありました。私はその約束を守り続けることで、智樹を演じきる事ができました。

撮影を終えて

初めての海外スタッフとの海外での撮影で、フランスの映画撮影文化と、日本の映画撮影文化の違いに驚く事もありましたが、根幹にある良い作品を作るという最も大事な部分が共通している事がとても嬉しく、感動しながら撮影に臨みました。ヴィルジニー・エフィラさん、岡本多緒さん、長塚京三さんに支えられ、濱口竜介監督に引っ張ってもらいながら撮影に臨みました。この面々にお世話になって、駄目になる方が難しいです。正直言って、自信満々です。間違いなく面白い映画になっていると思います。公開をお楽しみに。

濱口竜介 コメント

長塚京三さんはいつかお仕事をしたいと願っていた方であり、その機会を得られて心より嬉しく思いました。これほどのキャリアがありながら、リハーサル時点から信じられないぐらい謙虚で、熱心で、感動してしまいました。
黒崎煌代さんとも一緒にたくさんリハーサルもしましたが、単純に人間として、とても好きになってしまいました。どの声も、動きも、名前の通りにきらめいているような、そんな印象を受けます。
お二人には祖父と孫を演じていただいたのですが、現場ではそれぞれの知性と誠実さがそのまま現れていて、どの瞬間も胸が震える思いで見ていました。撮らせていただいて、とても幸せでした。早く多くの方にご覧いただきたいと気がはやります。

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読者の反応

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橋本宗洋 @Hassy0924

そういう意味じゃないんだろうけどタイムリーなタイトル。 https://t.co/AHOSfjH9D7

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