「クィアパノラマ」でジュン・リーが表現したかったのはクィアの日常

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香港・アメリカ合作映画「クィアパノラマ」が第21回大阪アジアン映画祭(OAFF2025)で昨日8月30日に日本初上映。大阪・テアトル梅田で行われた舞台挨拶に監督のジュン・リー(李駿碩)が登壇した。

「クィアパノラマ」の舞台挨拶に出席したジュン・リー(李駿碩)

「クィアパノラマ」の舞台挨拶に出席したジュン・リー(李駿碩)

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「クィアパノラマ」場面写真 ©Best Friend Forever

「クィアパノラマ」場面写真 ©Best Friend Forever[拡大]

2025年のベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品された本作は、関係を持った相手になりすまし、出会いを重ねていくゲイの青年を主人公とするモノクロ映画。誰かになり切ることでしか自分自身を表現できない彼は、次第に現実感を失っていく。主人公の青年をジェイデン・チャン(張迪文)が演じた。

ジュン・リー(李駿碩 / 左)

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「トレイシー」「香港の流れ者たち」などで知られるジュン・リー。「クィアの日常を描くためどのような準備をしたのか?」と問われると、「私自身が同性愛者であり、自分の日常生活を反映させています。また映画を観る際、クィアのことがちゃんと描けていないなと思うことがあり、それを自分なりに咀嚼して表現してみたりもしました。商業的なクィア映画はたくさんありますが、日常を描けていないものが多い。本作ではそこをきっちり表現したかったんです」と語る。また「映画にも登場したマシューは自分のパートナーなんです。オープンなゲイカップルを描いた作品はないような気がするので、そのあたりは自分の日常をベースに盛り込んでいます」と説明した。

セックスシーンのあと、長回しで繰り広げられる会話劇に話が及ぶと、ジュン・リーは「とても詳細な脚本があって、長いリハーサルをし、役者の意見も聞いています」と述べ、「映画に登場する人はSNSやアプリで出会った人が多いんです。本当に彼らの家で撮影もしています。主人公が初めて彼らの自宅に行くとき、ジェイデンも同じように初めて行くので、フレッシュな気持ちで演じられたと思います」と言及した。

第21回大阪アジアン映画祭は、9月7日まで大阪・ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館、大阪市中央公会堂で開催。「クィアパノラマ」は9月4日にも上映される。

映画「クィアパノラマ」予告編

第21回大阪アジアン映画祭

2025年8月29日(金)~9月7日(日)
大阪府 ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館、大阪市中央公会堂

オープニング作品

万博追跡(台湾)

コンペティション部門

  • ワン・ガール・インフィニット(アメリカ、シンガポール、ラトビア)※アジア初上映
  • 世界日の出の時(中国)※日本初上映
  • 退避(カザフスタン)※日本初上映
  • アイ、ザ・ソング(ブータン、フランス、ノルウェー、イタリア)※日本初上映
  • 紅い封筒(タイ)※日本初上映
  • シャンバラストーリー(日本、アメリカ、インド)※世界初上映
  • 寒いのが好き(韓国)※日本初上映
  • 浅浅歳月(香港)※日本初上映
  • 私たちの意外な勇気(台湾)※日本初上映
  • 最後の夏(中国)※海外初上映
  • サンシャイン(フィリピン)※日本初上映

特別注視部門

  • 橋(ブータン)※世界初上映
  • D-デイ、フライデイ(韓国)※日本初上映
  • 明日が来る前に(中国)※世界初上映
  • 初めての夏(韓国)※日本初上映
  • その間(インド)※世界初上映
  • MA-沈黙の叫び(ミャンマー、韓国、シンガポール、フランス、ノルウェー、カタール)※日本初上映
  • コンチェッタ、どこにいるの?(タイ)※海外初上映
  • トゥームウォッチャー(タイ)※日本初上映
  • ウィービング(韓国)※海外初上映
  • あなたを植える場所(韓国)※アジア初上映
  • クィアパノラマ(香港、アメリカ)※日本初上映

インディ・フォーラム部門

  • 生きているんだ友達なんだ(日本)
  • 結局珈琲(日本)※世界初上映
  • 白昼夢(日本)※世界初上映 / R15+指定作品
  • カミナンって、呼ぶな。(日本)※世界初上映
  • 夢と進路(日本)※世界初上映
  • 火の華(日本)※世界初上映
  • 息子の鑑(日本)※世界初上映
  • イマジナリーライン(日本)
  • 糸の輪(日本)
  • たぶん未来が呼んでいる(日本)※世界初上映
  • ミルクレディ(日本)※日本初上映
  • よそ者の会(2025)(日本)
  • 桃味の梨(日本)※世界初上映
  • わたのはらぞこ(日本)
  • 星野先生は今日も走る(日本)※世界初上映
  • 嘘もまことも(日本)※世界初上映
  • まっすぐな首(日本、中国)※日本初上映

インディ・フォーラム部門<焦点監督・田中未来>

  • ブルー・アンバー(日本)※世界初上映
  • エミレット(日本)
  • ジンジャー・ボーイ(日本)

特集企画<台湾:電影ルネッサンス EXPO 2025>

  • 黒犬(台湾)※日本初上映
  • 洗(台湾)※日本初上映

小特集<台湾クラシックスとTFAIのレストア成果>

  • ドラゴン・スーパーマン(レストア版)(台湾、日本)※日本初上映
  • 進学を拒絶した人生(2Kレストア・ディレクターズカット版)(台湾)※日本初上映
  • さようなら十七歳(2Kレストア版)(台湾)※世界初上映
  • 寂寞十七歳(レストア版)(台湾)※アジア初上映
  • 私たちの意外な勇気 ※コンペティション部門にも入選

特集企画<Special Focus on Hong Kong EXPO 2025>

  • レッド・キス(香港)※海外初上映
  • フルムーン・イン・ニューヨーク(デジタル・リマスター版)(香港)
  • 上海ブルース(レストア版)(香港)※日本初上映
  • 浅浅歳月 ※コンペティション部門にも入選
  • クィアパノラマ ※特別注視部門にも入選

特別招待作品部門

フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編](日本)※世界初上映

神戸女学院大学国際学部協賛上映

晩秋(インド)※日本初上映

特別上映 《VIPO Film Awardの成果》

ポストハウス(フィリピン)※海外初上映

クロージング作品

好い子(シンガポール)

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セクマイ(LGBTAPXDQQs)🏳️‍🌈🏳️‍⚧️トピックス @se_minority

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