「人生タクシー」の
本作の物語は、かつて不当に刑務所に投獄された主人公ワヒドがある偶然の事故によって、自分の人生を奪った残忍な看守と思しき男と再会することから始まる。ワヒドがとっさに男を拘束するも、相手は「人違いだ」と抵抗。看守の顔を見たことがないワヒドは真実を確かめるため、昔の仲間たちのもとを訪ねていく。第78回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、第98回アカデミー賞では国際長編映画賞と脚本賞にノミネートされた。
フジテレビ系「全力!脱力タイムズ」にレギュラー出演していることでも知られる出口。彼は“音の記憶”だけを頼りに男を拘束したワヒドの行動について「声や動作だけで真偽を判断するのは非常に難しい」と語り、犯罪者の心理分析の中で注視する点が“目線”だとコメントする。そして数多くの芸能人の仕草分析をした経験を踏まえ、「『嘘をつくと目が泳ぎやすい』と言われるが、違うんです。相手が自分をどう見ているかが気になって仕方がないから、逆にじーっと見ちゃうんですよ」と説明。本作の“終始目隠しをする”演出に触れ「『目は口ほどにものを言う』といった要素を封じ込んでいるので、嘘と真実の区別をつけるのが難しくなる。この作品が秀逸だなと思うポイントです」と伝えた。
また出口は重大犯罪者を収容する刑務所で目の当たりにした、聴覚が極限状態で及ぼす影響にも言及。声だけで真偽を見抜く際に有効だという“発言を繰り返させる”テクニックや、自分が信じたい情報だけを受け入れてしまう“確証バイアス”の危うさも紹介した。
「シンプル・アクシデント/偶然」は5月8日より東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国でロードショー。出演には
映画「シンプル・アクシデント/偶然」解説映像(嘘と真実の見分け方)
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