北村匠海の主演映画「悪い夏」に河合優実、窪田正孝ら 特報はクズとワルしか出てこない

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北村匠海の主演映画「悪い夏」に河合優実伊藤万理華毎熊克哉箭内夢菜竹原ピストル木南晴夏窪田正孝が出演したとわかった。あわせて、新たな特報映像がYouTubeで公開された。

「悪い夏」キャストのビジュアル。左から竹原ピストル、箭内夢菜、窪田正孝、河合優実、北村匠海、伊藤万理華、毎熊克哉、木南晴夏

「悪い夏」キャストのビジュアル。左から竹原ピストル、箭内夢菜、窪田正孝、河合優実、北村匠海、伊藤万理華、毎熊克哉、木南晴夏

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作家・染井為人の同名デビュー作をもとにした「悪い夏」は、真面目に働いていた市役所勤務の公務員・佐々木が、気弱な性格ゆえにふとしたきっかけで犯罪行為に巻き込まれ、破滅へと転落する物語。北村が佐々木に扮し、脚本は「ある男」の向井康介、監督は「アルプススタンドのはしの方」「ビリーバーズ」の城定秀夫が担った。

河合は色仕掛けで佐々木を犯罪へと巻き込む育児放棄寸前のシングルマザー・林野愛美役、伊藤は異常なほど正義に固執する佐々木の同僚・宮田有子役に選ばれた。そして毎熊は愛美を脅迫して肉体関係を迫る佐々木の先輩・高野洋司役、箭内は愛美の友人・梨華役を務めた。

竹原は生活保護を不正受給するドラッグの売人・山田吉男役、木南は夫に先立たれ、息子と2人の生活に困窮して万引きに手を染める古川佳澄役、窪田は裏社会の住人で佐々木を陥れようと裏で糸を引く首謀者・金本龍也役に。新キャストから届いたコメントは下記の通り。

特報には、佐々木が愛美との出会いをきっかけに金本らにはめられ、“闇堕ち”する様子が「クズとワルしか出てこない」という語りとともに切り取られた。

「悪い夏」は3月20日より全国ロードショー。

映画作品情報

映画「悪い夏」特報 第2弾

河合優実 コメント

愛美の中で常にうつり変わっていくものを注意深く確かめることにとても集中力を使う撮影でした。なにか自分の中で、タイトルどおりの、息苦しい湿り気を持った記憶にもなっています。それくらい出会う人たちの悪意や執着の質感が生々しかったです。完成を見たときは、演じるみなさんの表現や各部署の素晴らしい仕事によって、その質感が鮮度を持って閉じ込められているように感じました。
皆さまがどうご覧になるか、楽しみにしています。

伊藤万理華 コメント

宮田有子を演じました伊藤万理華です。
彼女の内に秘めた強い正義感は一見すると捉えどころがなく、自分とはかけ離れた人物でした。
表情が見えないため混乱することもありましたが、有子自身ももはや自分がわからなくなるくらいにただ一点を見つめていたのかもしれません。
一方通行な欲が交差するどうしようもない状況の中、守りたいものだけに目を向けて必死で食らいついた夏でした。
みんな秘密にしたい欲望を抱えているんだなと分析する外向きの冷静さと、内側の自分がグラグラ揺さぶられ、良い意味で頭が痛くなりました! 予想もしないこんな形で、城定組に参加できて嬉しかったです。

毎熊克哉 コメント

僕が演じる高野は序盤からやらかしまくっていて悪い男ですが、物語が進んでいくにつれて徐々にオモシロ可愛く見えてくる不思議なキャラクターです。
共演者の皆様とは「大変だった撮影ランキングに入るよね」って話になるほど過酷なシーンを共にして、それは見事にカオスなシーンに仕上がっていました。
正義と欲望が絡み合って闇に堕ちていく悪い夏、どうぞお楽しみに。

箭内夢菜 コメント

莉華は、この作品の中で 登場人物の運命を左右する人物であると、私は思いました。
それぞれの登場人物には色々な選択肢があり、どういう生き方を選んでいくのか。導かれていくのか。捉え方も感じ方も、人それぞれだと思います。
そんな、とあるひと時の「悪い夏」を生きる莉華という役を自分に当てはめながら脚本を読むことに、ワクワクがとまりませんでした。
初めてご一緒させていただく城定秀夫監督と、豪華なキャストの皆さんとの共演はかなり緊張もありましたが、作品の世界観と撮影現場の雰囲気はギャップがあって、とても穏やかな現場でした。
皆さんと素晴らしい作品を作り上げることができてとても楽しかったです。ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。

竹原ピストル コメント

かつてから染井為人先生のファンで、「悪い夏」につきましても、数年前に読んでいた、大好きな作品の一つでした。映画化に伴っての出演オファーをいただいたときは、こんなご縁があるとはなぁ。。と不思議な気持ちになりましたし、とても嬉しかったです。
ぼくは法を犯すようなことはしたことがありませんし、これからもしません。でも、山田のダメダメさ、だらしなさ、ブレブレさ、ヘタレさには自分自身、色濃く身に覚えがあり、かなしいかな、とても親近感を覚える人物だなと思いました。笑
窪田さん演じる“金本”にぼくが演じる“山田”はちょいちょい暴力的ないじめを受けます。そのようなシーンにおいて、段取りで数回、カメラテストで数回、同じ芝居を繰り返したのですが、その度に毎回、窪田さんの攻撃方法、使用武器が変わるのが面白かったです。笑
結局、武器がフライパンに定まったところで本番のカメラが回りました。笑
映画を鑑賞して一回目、二回目くらいではどうしても撮影中の緊張がぶり返して、そわそわしてしまいます。ですからまだフラットな心境では観れていないというのが正直なところです。そういった意味でも何度か繰り返し劇場に足を運んで、いつかどっしりとした気持ちでじっくりと楽しんでみたいです。
ただ、終盤の土砂降りの雨の中での大乱闘シーンは、ぐっちゃぐちゃの状況の中、人間の心の奥底のぐっちゃぐちゃな部分がぐっちゃぐちゃにぶつかり合っている局面にも関わらず、どこか、美しいな、綺麗だな、、という感想を抱き、とても印象的でした。
という風に、自分が参加していないシーンはじっくりと集中して観れました。笑
城定秀夫監督とは、テレビドラマ「ブラックジャック」に続いて、またお世話になれたことがとても光栄で嬉しかったです。どのように動いて、どのタイミングでどうする、というのを丁寧に分かりやすくご説明下さったのでとてもありがたかったです。

木南晴夏 コメント

城定監督は初めてご一緒しましたが、非常に淡々とされている方という印象です。カメラワークに対する演出がとても興味深かったです。
香澄は非常に真面目に生きてきた女性で、まわりに頼ることがただ苦手なだけに、悲しい結末を選んでしまう。不運な役だと思いました。
車の水飛沫を浴びるシーンでは、想像以上に頭からかぶり、その激しさに戸惑いました。それがよりかわいそうに映像では映っていると嬉しいです。

窪田正孝 コメント

悪や残酷の定義はなんなのか、もしかしたらそれは単調な固定概念なのかもしれない。
あの悪い夏に醜い人間達がのたうち回るように精一杯生きていた。まるで生き血を吸うように、互いを汚し合うその無様さは、どこか美しくて微笑ましかったです。
この映画をとことんまで堪能してほしい。
楽しんでいるあなたのその笑顔も、角度を変えてみればきっと悪にも見えるかもしれないから。

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(c)2025映画「悪い夏」製作委員会

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