【日本アカデミー賞】「月」の磯村勇斗が最優秀助演男優賞、「スクリーンで生きていきたい」

10

642

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 74 497
  • 71 シェア

映画「」の磯村勇斗が、第47回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞し、本日3月8日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われた授賞式に出席した。プレゼンターは前年の受賞者・窪田正孝が担った。

最優秀助演男優賞に輝いた磯村勇斗。(c)日本アカデミー賞協会

最優秀助演男優賞に輝いた磯村勇斗。(c)日本アカデミー賞協会

大きなサイズで見る(全9件)

「月」の原作は、実際の障害者殺傷事件がモチーフとなった、辺見庸の同名小説。「舟を編む」「茜色に焼かれる」の石井裕也が監督、宮沢りえが主演を務めた映画では、森の奥にある重度障害者施設で職員として働き始めた元有名作家・堂島洋子が、職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする様子が描かれた。磯村は施設の現状に誰よりも憤り、やがて衝撃的な行動に出る職員・さとくんを演じた。

左から司会の羽鳥慎一と岸井ゆきの、磯村勇斗。(c)日本アカデミー賞協会

左から司会の羽鳥慎一と岸井ゆきの、磯村勇斗。(c)日本アカデミー賞協会[拡大]

磯村は、2023年は「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命- / -決戦-」「最後まで行く」「波紋」「渇水」「正欲」に参加した。彼は「『月』にはたくさんの壁があった。映画1本をお客様に届けるのがどんなに難しいのかを痛感しました。一緒に作り上げて、公開することができたチームの皆さんと喜びを分かち合いたい」としみじみ。そして「しっかりと地に足をつけて、またスクリーンで生きていきたいと思います」と力強く語った。

左から伊藤健太郎、大泉洋、加瀬亮。(c)日本アカデミー賞協会

左から伊藤健太郎、大泉洋、加瀬亮。(c)日本アカデミー賞協会[拡大]

授賞式には、優秀助演男優賞の受賞者である「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の伊藤健太郎、「こんにちは、母さん」の大泉洋、「」の加瀬亮、「銀河鉄道の父」の菅田将暉も出席した。特攻隊員を演じた伊藤は「自分の先祖にも特攻隊員がいた。そういう意味でも(さまざまな思いを)背負いながら演じさせていただきました」とコメントする。大泉は「こんな日が来るのかと驚きました」と吉永小百合との共演を振り返り、加瀬は「北野(武)組は毎日台本が変わるんです。方言を覚えるのに時間がかかって……」と、宮沢賢治を演じた菅田は「役所広司さんとの共演が刺激になりました」と撮影時を懐かしんだ。

映画ナタリーでは、授賞式の模様を引き続きレポートする。

第47回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞

★磯村勇斗「月」
伊藤健太郎「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
大泉洋「こんにちは、母さん」
加瀬亮「首」
菅田将暉「銀河鉄道の父」
※★印が最優秀賞

関連記事

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全9件)

読者の反応

keills @bxnutk9464

【日本アカデミー賞】「月」の磯村勇斗が最優秀助演男優賞、「スクリーンで生きていきたい」
https://t.co/jDar1PXw1z

コメントを読む(10件)

関連記事

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 / あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 / こんにちは、母さん / / 銀河鉄道の父 / 磯村勇斗 / 伊藤健太郎 / 大泉洋 / 加瀬亮 / 菅田将暉 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。