「今夜、障害者たちを殺すよ」宮沢りえが磯村勇斗と対峙する「月」予告解禁

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宮沢りえが主演、石井裕也が監督を務めた映画「」の予告編がYouTubeで解禁された。

「月」場面写真

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「月」ティザービジュアル

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原作は実際の障害者殺傷事件をモチーフにした辺見庸による小説「月」。石井が独自に再構成した映画では、森の奥にある重度障害者施設で働き始めた元作家の堂島洋子を主人公に、社会全体が見て見ぬふりをしてきた不都合な問題をつまびらかにしていく。宮沢が洋子を演じたほか、磯村勇斗が施設の現実に正義感を募らせる同僚さとくん、二階堂ふみが同じ施設で働く陽子、オダギリジョーが洋子の夫・昌平を演じた。

「月」場面写真

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予告は重度障害者施設の日常から始まり、新たな命を宿した洋子の姿を収録。「知ってる? 施設は森の中にあるの。隠されているのよ。本当は誰も現実を見たくないからでしょ」という陽子の言葉から、不穏な空気が漂い始める。洋子が見たのは、入所者への心ない扱いや暴力。さとくんの正義感や使命感は怒りを伴って増幅していき、やがて衝撃的な行動に出る。「俺ね、今夜、障害者たちを殺すよ。この国の平和のためにさ」というセリフも。

故・河村光庸が企画とエグゼクティブプロデュースを担当した「月」は、10月13日より東京・新宿バルト9、ユーロスペースほか全国でロードショー。

映画「月」予告編

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(c)2023『月』製作委員会

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原作:辺見庸『月』角川文庫

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