原作は実際の障害者殺傷事件をモチーフにした辺見庸による小説「月」。石井が独自に再構成した映画では、森の奥にある重度障害者施設で働き始めた元作家の堂島洋子を主人公に、社会全体が見て見ぬふりをしてきた不都合な問題をつまびらかにしていく。宮沢が洋子を演じたほか、
予告は重度障害者施設の日常から始まり、新たな命を宿した洋子の姿を収録。「知ってる? 施設は森の中にあるの。隠されているのよ。本当は誰も現実を見たくないからでしょ」という陽子の言葉から、不穏な空気が漂い始める。洋子が見たのは、入所者への心ない扱いや暴力。さとくんの正義感や使命感は怒りを伴って増幅していき、やがて衝撃的な行動に出る。「俺ね、今夜、障害者たちを殺すよ。この国の平和のためにさ」というセリフも。
故・河村光庸が企画とエグゼクティブプロデュースを担当した「月」は、10月13日より東京・新宿バルト9、ユーロスペースほか全国でロードショー。
映画「月」予告編
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「今夜、障害者たちを殺すよ」宮沢りえが磯村勇斗と対峙する「月」予告解禁 https://t.co/QsoInHGd5Y
原作:辺見庸『月』角川文庫