「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」で知られるヴェンダースが、日本の公共トイレに「small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせ持つ、ささやかで神聖な場所)」を見出し、清掃員の平山という男の日々のゆらぎを丁寧につづった本作。役所は第76回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞し、第96回アカデミー賞では国際長編映画賞の対象となる日本代表作品に選出された。
ビジュアルは、平山が薄い布団に寝そべり、小さな明かりで本を読むシーンを使用。上からは木漏れ日が平山を包み込むようにさし込み、キャッチコピーが「こんなふうに生きていけたなら」とそえられた。YouTubeで公開中の予告には、ルー・リードの楽曲「パーフェクト・デイ」を採用。平山がいくつもの風変わりなトイレを清掃して回る姿や「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある」というセリフを確認できる。
「PERFECT DAYS」は、12月22日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。10月23日に開幕する第36回東京国際映画祭ではオープニング作品として上映される。ヴェンダースが映画祭にあわせて来日することを記念した先行上映は、10月24日から30日にかけて東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催。
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役所広司が風変わりな公共トイレを清掃「PERFECT DAYS」予告&ポスター解禁(動画あり) https://t.co/IRBKCq1JrD