役所広司がカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞、日本人では柳楽優弥以来19年ぶり

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役所広司が「PERFECT DAYS(原題)」の演技で第76回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞した。

役所広司(写真提供:PHOTOPQR / NICE MATIN / MAXPPP / ゼータ イメージ)

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「PERFECT DAYS」場面写真

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「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダースが監督を務めた「PERFECT DAYS」は、東京・渋谷でトイレの清掃員として働く男・平山の日々を描いた作品。役所が平山を演じ、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和がキャストに名を連ねた。

役所広司(写真提供:picture alliance / Rocco Spaziani / Newscom / ゼータ イメージ)

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役所は「『PERFECT DAYS』を観てくださったお客さん、ここにいらっしゃると思いますけど、本当にありがとうございました」と感謝。「この映画を製作した柳井康治さんに心から感謝したいと思います。彼がいなかったらこの映画は世に出ることはなかったと思います。その思いを受け取ったヴィム・ヴェンダース監督と脚本の高崎(卓馬)さん、平山という魅力的な男を書いてくださってありがとうございました。監督とカメラマンのフランツ(・ラスティグ)がこの平山という男に導いてくれました。本当に感謝しています。この作品に参加したスタッフ・キャストと、心配ばかりかけている僕の事務所のスタッフ、妻に感謝したいと思います」とスピーチした。

過去にはソン・ガンホ、アントニオ・バンデラス、ホアキン・フェニックス、マッツ・ミケルセン、クリストフ・ヴァルツ、ベニチオ・デル・トロ、トミー・リー・ジョーンズらが受賞したカンヌ国際映画祭の男優賞。日本人の受賞は2004年の柳楽優弥以来19年ぶりとなった。

「PERFECT DAYS」の日本配給は現状未定。なお今回のカンヌ国際映画祭では、過去に是枝裕和の「ベイビー・ブローカー」、濱口竜介の「ドライブ・マイ・カー」、河瀬直美の「光」、青山真治の「EUREKA(ユリイカ)」も受賞したエキュメニカル審査員賞も獲得している。

※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記

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