「ゾッキ」新作はドラマとして放送・配信、「裏ゾッキ」続編や旅番組パートも

「ゾッキ」「裏ゾッキ」の続編「∞ゾッキ シリーズ」が、4月3日にBSJapanextで先行放送開始。7月よりAmazon Prime Videoほかでも配信される。

2021年4月に公開された「ゾッキ」はマンガ家・大橋裕之の初期短編集「ゾッキA」「ゾッキB」を竹中直人、山田孝之、齊藤工（斎藤工）が実写化したヒューマンコメディ。同年5月には、映画の舞台裏を収めたドキュメンタリー「裏ゾッキ」も公開された。

「∞ゾッキ シリーズ」はドラマのほか、ドキュメンタリー「裏ゾッキ」の続編、ロケ地域の魅力を紹介する旅番組「旅ゾッキ」を合わせた構成に。ドラマは2021年に出版された「ゾッキC」より書店員を主人公にした「平田さん」を竹中が、「ゾッキB」より謎の見張り台から何かを監視する男を切り取った「見張り台」を山田が、「ゾッキC」よりホームセンターで行き交う男女のドラマを描いた「シーン1」を齊藤が実写化する。「裏ゾッキ」では「ゾッキ」にも出演していた松井玲奈がナレーションを担当。「旅ゾッキ」では、松井と鈴木福が旅人を務め、ロケ地となる愛知県蒲郡市、豊橋市、豊田市の魅力を発信する。

「∞ゾッキ シリーズ」は全12回。第1回は映画「ゾッキ」誕生の経緯を大橋、竹中、山田、齊藤のインタビューを通して紐解く。

竹中直人 コメント

「ゾッキC」、大橋さんは再びすごいものを描いてしまった…！と感動してしまいました。全ての物語が素晴らしかったです。その中の「平田さん」という物語を監督します。あまりにも理想的なキャスティングになりました！ 最高の「平田さん」ができそうな気配を感じています。
「∞ゾッキ」いよいよ始まります、楽しみにしていてくださいね！

山田孝之 コメント

「ゾッキ、またやりたいですよね」という話があった中で、次やるのであれば「見張り台」しかないと思っていました。この中で起きていることはシンプルなのですが、良い台詞が沢山あって、これは少し形を変えた映像というもので、多くの人々にこのストーリーを、ここで生きる人たちの発言や気持ちや状況等を伝えなくてはいけないんだという気持ちです。全力で前回の100倍くらい愛知県の皆さんに助けてもらいながら、「はい、OK！」とやりたいと思います！

齊藤工 コメント

竹中・山田両監督や脚本の倉持さんと共に、原作大橋裕之さんのお膝元愛知県にて「ゾッキ」と言うひとつの世界線を感覚共有しながら共作させて頂いた経緯が、今回功をそうするのではないかと勝手に思っています。
個人的には、最も地味で、最も愛おしいエピソードを新たに実写にさせて頂く予定です。
混沌とした今と言う時代にこそ、「ゾッキ」の持つ無限の可能性が、このプロジェクトで示せたら幸いです。

∞ゾッキ シリーズ

BSJapanext 2022年4月3日（日）スタート 毎週日曜 22:00～22:30