2000年に放送がスタートし、20周年を迎えた同シリーズは、水谷演じる主人公・杉下右京と、彼のもとに送り込まれる“相棒”の活躍を描く刑事ドラマ。今回も、シーズン14より出演している
またこのたび、
新シーズンを迎えるにあたり水谷は「『(親・子・孫の)3代で一緒に『相棒』を見ています』と、声をかけていただくこともあり、『こんなことが起きるなんて、不思議なドラマだな』とあらためて実感しながら、新しいシーズンの撮影に入っているところです」と述べ、反町との関係については「セリフ以外の“空気”って大事なのですが、最近ではその“空気”だけで笑ってしまうこともあるくらい、いい雰囲気になってきているんです。もちろん右京は笑ってはいけませんから、必死に我慢していますけども(笑)」と語る。一方の反町は「撮影以外でもメールなどでやりとりをさせていただいて、例えば子供の相談をしたりするのですが、いつも素敵なお返事をくださって、とても助かっているんですよ」と裏話を明かした。
なお、シーズン19の初回スペシャル「プレゼンス」では、右京と冠城が現実世界からVR(仮想現実)の世界へ足を踏み入れることになる。
相棒 season19
テレビ朝日系 2020年10月スタート 毎週水曜 21:00~21:54
※2クール
水谷豊 コメント
シーズン19を迎えることについて
シーズン19ということは、「相棒」シリーズが始まったときに生まれた子供が、もう19歳になっている。そればかりか「(親・子・孫の)3代で一緒に『相棒』を見ています」と、声をかけていただくこともあり、「こんなことが起きるなんて、不思議なドラマだな」と改めて実感しながら、新しいシーズンの撮影に入っているところです。
「相棒」は1年のうちで約7カ月間撮影をしておりまして、5カ月は(スタッフ・キャストに)会わない期間があるはずなのですが、なぜか1年中ずっと一緒にいるような感覚で、なんのブランクも感じずに撮影を開始できるんです。そういう気持ちになれるのも20年やってきたからこそなのでしょうね。
6年目となる右京と冠城の関係について
意識して変えようとしたことは、お互いにないと思いますが、やはり6年経って自然に変わっている部分はありますね。これだけ長く特命係として一緒にいると信頼関係もできてきますし、右京としても冠城くんに任せられる仕事も増えてきています。そうなっていけばいくほど、今度は2人がぶつかったときに、またそこにドラマが生まれると思っています。2人の関係が近くなっているからこそ描かれるストーリーも、今後どこかで起きるのではないでしょうか。
反町との関係について
思えば彼は最初から面倒見がいいですから(笑)。いろんなことを教えてくれるし、ちょっとしたことでも連絡を取り合って、何気ない話をしたり。そういうことができるようになったのも、よかったことなのではないかと思います。
セリフ以外の“空気”って大事なのですが、最近ではその“空気”だけで笑ってしまうこともあるくらい、いい雰囲気になってきているんです。もちろん右京は笑ってはいけませんから、必死に我慢していますけども(笑)。そういう意味でも、やっていてさらに楽しくなってきていますね。
20年にわたって杉下右京を演じているが、変わったところ、変わらないところ
右京のキャラクターに関しても特に変えようと思ったことはなく、常に「今を過ごしている」という感覚です。これは「相棒」という作品を作っている制作陣が素晴らしいと思うのですが、脚本を読んでも常に右京と亘、そしてほかの登場人物たちも“今”を生きているんですよね。今回のシーズン19の第1話もそうなのですが、まさに今の時代だからこそ、という内容になっています。
ですから杉下右京という人物も、その時代その時代を生きてきていると思います。
第1話の題材が“VR=仮想現実の世界”であることについて
本当に考えられないようなことが起きるんですよね、今回の第1話は! 台本を読んだときにも、これは芝居をしたらどうなるんだろうと思ったのですが、今はもう楽しくてしょうがないところに入っています(笑)。まさに“今の時代”に起こり得る出来事、という感じです。
視聴者へのメッセージ
今シーズンもまた「何が起こるかわからない『相棒』」でありたいと思っています。そしてきっとそうなると思います。まずは第1話から楽しんでご覧ください。
反町隆史 コメント
シーズン19を迎えることについて
僕はシーズン14から出演させていただいて、今回で6年目になります。水谷さんの“19”という数字には遠く及びませんが、6年間でもけっこうすごいんですよ(笑)。6年同じ役をやるというのでもなかなかないことですから、水谷さんは、ここまでいろいろなことを乗り越えながら19年やってきたということがすごいな、と思います。
6年目となる右京と亘の関係について
6年という長い年月を一緒に過ごして、少しずつ近づきながら一歩一歩階段を登り、山を越えてきたのが今の右京と亘だと思います。今日が今シーズン初めての特命係のセットだったのですが、自然と雰囲気もできあがっていますし、演じている僕自身も妙に落ち着く気分にもなったりして……。そういうのがドラマを観てくださる方々にも伝わるといいなと思いますし、右京と亘がそういう関係性だからこそ、水谷さんがおっしゃったように、2人の間に何か問題が起きたときも、より魅力的に映るのではないかと思います。
水谷との関係について
撮影以外でもメールなどでやりとりをさせていただいて、例えば子供の相談をしたりするのですが、いつも素敵なお返事をくださって、とても助かっているんですよ。
水谷さんは本当にセリフが完璧なんです。ですから僕がつっかえたり間違えたりするわけにはいかないので、そこはきっちりやりたいな、と常に思っています。そしてスタッフ・キャスト1人ひとりに声をかけてくださって、現場を明るく導いてくださるので、自分も身が引き締まる思いがしています。それは僕がシーズン14で入ったときから変わらないことですので、きっとその前からずっとやってこられていたのだと思うんです。並大抵のことではないですし、そこについていこうという思いでいます。
第1話の題材が“VR=仮想現実の世界”であることについて
現実とバーチャルの世界を行き来するのですが、ほかの作品ではなかなか見たことがないようなことばかりです。もちろん脚本も面白いのですが、これが映像になったら、もっと面白いんだろうな、ということをすでに確信しながら撮影しています。
視聴者へのメッセージ
「相棒」の第1話というのは毎シーズン何かが起きて、それはいつも期待以上の内容になっていると思いますので、今回もぜひ楽しみにしていてください!
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