諏訪敦彦の監督作「風の電話」ベルリン国際映画祭に正式出品決定

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諏訪敦彦の監督作「風の電話」が、第70回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に正式出品された。

「風の電話」ポスタービジュアル

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岩手県大槌町に設置された“風の電話”をモチーフに、少女ハルが広島から故郷・岩手にたどり着くまでの道のりと心の救済を描いた本作。東日本大震災で家族を失い広島に移り住んだハルをモトーラ世理奈が演じ、西島秀俊西田敏行三浦友和も出演した。

同映画祭のジェネレーション部門は、発掘作品や若者が出演する作品を対象としており、「ジェネレーション(14plus)」と「ジェネレーション(Kplus)」という2つのコンペティションで構成される。「風の電話」は「Generation 14plus」に招待された。映画祭サイドは、本作の選出理由を「主人公の若い女性の視点から、まだ過去とは言えない日本社会のトラウマとその風景を幅広いキャラクターとストーリーで、繊細かつエモーショナルに描いたロードムービーです。これは、映画だからできる素晴らしい作品だと思っています。このことを、我々は、ぜひベルリンでたたえたい」と説明している。

諏訪の作品がジェネレーション部門に選出されるのは、2009年製作の「ユキとニナ」以来2度目。諏訪は「伝統あるベルリン映画祭に、『風の電話』のささやかな祈りが届いたことに感動しています。ジェネレーション部門は『ユキとニナ』以来10年ぶりの参加となりますが、青少年たちの熱気に包まれた素晴らしい体験をしたことを覚えています。日本人の少女ハルの心が、ヨーロッパを生きる彼らとどのような出会いを生むのかを想像して興奮しています」とコメントした。なお諏訪は、現地で記者会見とレッドカーペットイベントに参加する予定だ。

第70回ベルリン国際映画祭は、ドイツ現地時間2月20日から3月1日に開催。「風の電話」は日本で1月24日に公開される。

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(c)2020映画「風の電話」製作委員会

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