TAMA映画賞で「万引き家族」「寝ても覚めても」が最優秀作品賞に

第10回TAMA映画賞の受賞結果が発表され、最優秀作品賞に是枝裕和監督作「万引き家族」と濱口竜介監督作「寝ても覚めても」が選ばれた。

これは2017年10月から2018年9月に劇場公開された映画を対象に、東京・多摩市および近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる、夢を見させてくれる活力あふれる“いきのいい”作品・監督・俳優」に感謝を込めて表彰する賞。

映画ファンを魅了した事象をたたえる特別賞は「モリのいる場所」の沖田修一、山崎努、樹木希林およびスタッフ・キャスト一同と、「カメラを止めるな！」の上田慎一郎およびスタッフ・キャスト一同に贈られる。最優秀男優賞には「寝ても覚めても」の東出昌大、「孤狼の血」の松坂桃李が選出。最優秀女優賞は「万引き家族」の安藤サクラ、「勝手にふるえてろ」の松岡茉優に授与される。さらに最優秀新進男優賞に吉村界人と吉沢亮、最優秀新進女優賞に深川麻衣と伊藤沙莉が名を連ねた。受賞結果の詳細は下部に記載している。

なお第28回映画祭TAMA CINEMA FORUMが11月17日から25日にかけて多摩市内の各所で開催。初日には第10回TAMA映画賞の授賞式が行われる。授賞式のチケットは本日10月4日正午よりイープラスでプレオーダーの受付を開始。詳しくは映画祭の公式サイトで確認を。

※山崎努の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記

第10回TAMA映画賞 受賞結果

最優秀作品賞

「万引き家族」（是枝裕和およびスタッフ・キャスト一同）
「寝ても覚めても」（濱口竜介およびスタッフ・キャスト一同）

特別賞

沖田修一およびスタッフ・キャスト一同「モリのいる場所」
上田慎一郎およびスタッフ・キャスト一同「カメラを止めるな！」

最優秀男優賞

東出昌大「寝ても覚めても」「菊とギロチン」「パンク侍、斬られて候」「OVER DRIVE」「予兆 散歩する侵略者 劇場版」
松坂桃李「孤狼の血」「娼年」「不能犯」「彼女がその名を知らない鳥たち」

最優秀女優賞

安藤サクラ「万引き家族」「DESTINY 鎌倉ものがたり」
松岡茉優「勝手にふるえてろ」「万引き家族」「ちはやふる －結び－」「blank13」

最優秀新進監督賞

今泉力哉「パンとバスと2度目のハツコイ」
三宅唱「きみの鳥はうたえる」

最優秀新進男優賞

吉村界人「モリのいる場所」「悪魔」「サラバ静寂」「ビジランテ」
吉沢亮「リバーズ・エッジ」「猫は抱くもの」「銀魂2 掟は破るためにこそある」「ママレード・ボーイ」「悪と仮面のルール」「レオン」「斉木楠雄のΨ難」

最優秀新進女優賞

深川麻衣「パンとバスと2度目のハツコイ」
伊藤沙莉「榎田貿易堂」「パンとバスと2度目のハツコイ」「寝ても覚めても」「blank13」