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鄭が自身の同名戯曲を映画化した本作は、日本の高度経済成長期を背景に、焼肉店・焼肉ドラゴンを営む家族の姿を描く物語。長女・静花を真木、次女・梨花を井上、三女・美花を桜庭、1人息子の時生を大江、静花たちの父である焼肉ドラゴンの亭主・龍吉をキム・サンホが演じた。
このイベントに合わせ来日したキム・サンホは「韓国でも舞台版がとても評判で、とにかくいい作品にしようという気持ちで撮影に臨みました」と話し、「キャストやスタッフの皆さんがなじみやすいようにしてくれた」と日本での撮影を回想。鄭は「お父さん役はサンホしかいない。彼が長ゼリフを言うシーンは8時間かかったが、一言一句間違えずに日本語で何度もやってくれた」と称賛した。
キム・サンホとの共演について真木が「アボジ(父)は盛り上げ役でした」と振り返ると、キム・サンホは韓国語のスラングを撮影前に叫んで気合いを入れていたというエピソードを披露する。続いて井上は「アボジはお酒が大好きで、撮影の朝は毎日『今日はお酒飲めるかな』と言っていました。みんなで飲みに行ったときは姉さん(真木)に『アボジ帰るよ!』って言われてて(笑)」と裏話を明かし、桜庭は「家族への愛がすごく強くて。私たちもその愛を返さなきゃって思っていました」とキム・サンホへの感謝の気持ちを述べた。
ここでキャストたちへのサプライズとして、龍吉の妻・英順を演じたイ・ジョンウンからの手紙が到着。「もう1つの家族である皆さんに会いたい思いでいっぱいです。離れていても家族であることを忘れません」というメッセージが読み上げられると、真木は「本当に大好きです。撮影中も寂しくなったらイ・ジョンウンさんのところに行ったりしていました」と述懐する。大江が英語で会話したことを振り返ると、井上と桜庭は食事をともにしたことや抱きしめてもらったことなどを明かし、イ・ジョンウンとの思い出話に花を咲かせた。
「焼肉ドラゴン」は6月22日より全国でロードショー。
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- 「焼肉ドラゴン」公式サイト
- 「焼肉ドラゴン」予告編
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SARU @saruKmovie
全州で観たときには、日本から女優は一人も来なかったからなぁ。:「焼肉ドラゴン」真木よう子、井上真央、桜庭ななみが“父”キム・サンホに感謝(写真16枚) - 映画ナタリー https://t.co/1gylNh2fXT