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「泳ぎすぎた夜」予告解禁、諏訪敦彦、曽我部恵一、谷川俊太郎らのコメントも

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「泳ぎすぎた夜」

「泳ぎすぎた夜」

「息を殺して」の五十嵐耕平と「若き詩人」のダミアン・マニヴェルが共同監督を務めた「泳ぎすぎた夜」の予告編が、YouTubeにて公開された。

青森を舞台に、鮮魚店を営む父親へ自分の描いた魚の絵を届けに行く少年の1日を描いた本作。一般から選ばれた青森在住の古川鳳羅(たから)くんが主人公の少年を演じ、彼の実際の家族も出演した。予告編には雪に覆われた青森の朝景色や、少年が父親に会うため電車で街へ向かう様子が切り取られている。

このたび映画監督の諏訪敦彦が「少年の些細な一挙手一投足になぜか私の視線は釘付けになる。ひとりの少年が雪の中を歩き、走り、立ち止まり、見つめ、眠る。誰にも出会うことなく、ひとりさまよう少年、ただそれだけで一本の映画ができると誰が想像するだろう」と語るコメントも到着。そのほかミュージシャンのイ・ランと曽我部恵一、チェルフィッチュを主宰する劇作家の岡田利規、写真家のホンマタカシ、詩人の谷川俊太郎によるコメントは下記に掲載している。

公開初日となる4月14日には、東京のシアター・イメージフォーラムで五十嵐とマニヴェル、そして古川くんが初日舞台挨拶を実施。また15日には諏訪と両監督、16日には映画評論家の樋口泰人と両監督によるトークイベントが行われる。詳細は劇場の公式サイトで確認してほしい。

第74回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門に出品された「泳ぎすぎた夜」は、シアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。

諏訪敦彦 コメント

少年の些細な一挙手一投足になぜか私の視線は釘付けになる。ひとりの少年が雪の中を歩き、走り、立ち止まり、見つめ、眠る。誰にも出会うことなく、ひとりさまよう少年、ただそれだけで一本の映画ができると誰が想像するだろう。

イ・ラン コメント

私たち異邦人は慣れない世界の中で社会の法と秩序をぎこちなく体得しながら歩いていく。
良いことも悪いこともすべてが不慣れに感じたとき、私たちは鞄にぶら下がったキーホルダーの音に安定を探し、小さな声で歌を歌う。

曽我部恵一 コメント

ぼくは、この少年からたくさんのことを学ばねばならない。

岡田利規 コメント

実写映画なのに、アニメーションを見ているようだった。すぐれたアニメーションを。風景の中にも人間の動きの中にも宿っている、生命というか、もこもこした蠢きを、こんなにも手に取るように味わわせてくれるなんて!

ホンマタカシ コメント

五十嵐&ダミアンの、いわゆる「はじめてのお使い」ですね、微笑

谷川俊太郎 コメント

人間ももともとはけものと同じ生きものだった。
言葉がないと、意味の仮面がはがれて、いのちのナマの姿が見えてくる。

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