「息を殺して」の
2017年1月中旬から約1カ月半かけて制作された本作は、ほとんどのシーンを青森・弘前市で撮影。鮮魚店を営む父親に、自分の描いた絵を届けに行く少年の1日が描かれる。一般から選ばれた青森在住の古川鳳羅(たから)くんが主人公の少年を演じ、彼の実際の家族も出演している。
2014年のロカルノ国際映画祭で出会い、1つの作品を2人で監督することになった五十嵐とマニヴェル。五十嵐は「厳しい寒さと降りしきる雪の青森で、まるで初めて雪に触れるように奔放に動き回る主人公の鳳羅くんの姿がヴェネチアの大きなスクリーンに映し出されることを想像すると楽しみで仕方がありません」、マニヴェルは「自分自身に忠実に、青森の雪の中で最高の仕事をするために、我々は最善を尽くしました。ヴェネツィア国際映画祭に選ばれたことは大変大きな名誉です」とそれぞれに喜びを語っている。
五十嵐耕平 コメント
厳しい寒さと降りしきる雪の青森で、まるで初めて雪に触れるように奔放に動き回る主人公の鳳羅(たから)くんの姿がヴェネチアの大きなスクリーンに映し出されることを想像すると楽しみで仕方がありません。そして同時に、あの時青森のみなさんと一緒に過ごした時間の豊かさに感謝の気持ちでいっぱいです。
ダミアン・マニヴェル コメント
「泳ぎすぎた夜」は、2人の監督、1人の日本人と1人のフランス人の友情から始まりました。自分自身に忠実に、青森の雪の中で最高の仕事をするために、我々は最善を尽くしました。ヴェネツィア国際映画祭に選ばれたことは大変大きな名誉です。それは映画が世界の共通言語であるという証拠です。私は、この映画を日本のみなさんに届ける時が来るのを待ち切れません。
古川鳳羅くん コメント
えいがのおまつりでしょうをとれていいきもちになりました。青森にもそのえいががきてくれればいいなと思います。つぎに世かいじゅうの人にみてもらってうれしいです。
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- 五十嵐耕平とダミアン・マニヴェルの往復書簡 | Medium
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元町映画館 @moto_ei
『息を殺して』五十嵐耕平監督と『若き詩人』ダミアン・マニヴェル監督
お二人の共同監督作品がヴェネツィアに!! オォォ!(ひ)
五十嵐耕平&ダミアン・マニヴェルの共同監督作、ヴェネツィア国際映画祭に出品 - 映画ナタリー https://t.co/yyLvlfUuCk