第18回東京フィルメックスの授賞式が本日11月25日、東京・有楽町朝日ホールにて行われた。
本年の最優秀作品賞にはインドネシアのモーリー・スリヤ監督作「殺人者マルリナ」、同じくインドネシアの
もう1本の「見えるもの、見えざるもの」は、脳障害により病院のベッドに寝たきりの双子と、彼らを看病する10歳の少女を軸とした幻想譚。アンディニは「インドネシアの映画監督として誇りに思います。モーリーも私も映画を作る手法はまったく違いました。ですからインドネシア映画の多様性をこの場でお見せすることができたのでは」とスピーチした。また審査委員長を務めた
観客賞は原の新作ドキュメンタリー「
最後に総評として、原は「作家を育てるのが映画祭。でもあえて言うと、映画祭と言うより観客が作家を育てます。観客の映画を読み解く能力が低いと作家は育ちません」と主張。「『自分はどう生きるかということを探りながら映画と向き合う』。72歳の私は、私より若い人たちにそんな“アジテーション”をプレゼントしたいと思います」と観客に呼びかけ、締めの挨拶に代えた。
第18回東京フィルメックスは東京・有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇にて明日11月26日まで開催。
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カミラ・アンディニの映画作品
リンク
- 第18回東京フィルメックス 公式サイト
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吉田孝行 Takayuki Yoshida @yoshidafilms
東京フィルメックスでインドネシア映画2作品が最優秀作品賞を受賞! そして、吉田孝行の新作『タッチストーン』は、12/9〜12/15にインドネシアで開催されるジョグジャカルタ・ドキュメンタリー映画祭で世界初上映されます! https://t.co/BYBymqQ2iV