「2001年宇宙の旅」50周年記念しカンヌで70mm版上映、C・ノーランが案内役

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スタンリー・キューブリック監督作「2001年宇宙の旅」の公開50周年を記念した70mmフィルム版が、第71回カンヌ国際映画祭にてフランス現地時間5月12日に上映されることがわかった。

「2001年宇宙の旅」(写真提供:MGM / Photofest / ゼータ イメージ)

「2001年宇宙の旅」(写真提供:MGM / Photofest / ゼータ イメージ)

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クラシック部門にて上映される今回のバージョンは、一切の修復作業を経ずオリジナルネガから新たにプリントされたもの。「ダンケルク」のクリストファー・ノーランが、ワーナー・ブラザースのスタッフとともに監修を担当した。

上映時には、キューブリックの妻クリスティアーヌ、彼女の弟でありキューブリックの「シャイニング」「フルメタル・ジャケット」などで製作総指揮を担当したヤン・ハーランとともに、ノーランが案内役として登場する予定。彼がカンヌ国際映画祭に参加するのはこれが初となる。またノーランは、翌5月13日に行われるマスタークラスにも登壇し、自身のフィルモグラフィやキューブリックの作品について語る。

この発表に際し、クリスティアーヌは「もしスタンリーが今も生きていたら、きっとクリストファー・ノーランの作品に感銘を受けていたでしょう。今回の特別上映の案内役をクリストファーが引き受けてくれたことに感謝します」とコメント。ノーランは「私のもっとも古い映画体験の1つが、ロンドンのレスタースクエアで『2001年宇宙の旅』の70mm上映を父と一緒に観たことです。今回カンヌ国際映画祭にて、修復されていない70mmバージョンを若い世代が鑑賞する機会を設けられたこと、そして案内人を務められることは、私にとって光栄の至りです」と述べている。

1968年に公開された「2001年宇宙の旅」は、謎の石板“モノリス”と人類の接触、そして人工知能を搭載したコンピューター“HAL 9000”の人類への反乱を描いたSF。革新的な映像と哲学的なストーリーによって、映画界に多大な影響を与えた。なお70mmフィルム版は、5月18日より全米でリバイバル公開される。

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