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「フルメタル・ジャケット」吹替版収めたBD発売、翻訳担当の原田眞人コメント到着

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「フルメタル・ジャケット」

「フルメタル・ジャケット」

スタンリー・キューブリックが監督を務めた戦争ドラマ「フルメタル・ジャケット」。同作の日本語吹替版を収録したBlu-rayが本日11月8日に発売された。

「フルメタル・ジャケット」は、新人のアメリカ海兵隊員を主人公に、ベトナム戦争の狂気をシニカルに表現した作品。今回発売となるBlu-rayに収められた吹替版は、1991年に「水曜ロードショー」で放送が予定されていながら、直前に放送中止となったものだ。

劇場公開用に作られたという吹替版の翻訳と演出を担当したのは「関ヶ原」の原田眞人マシュー・モディン演じるジョーカーに利重剛リー・アーメイ演じる教官ハートマンに斎藤晴彦ヴィンセント・ドノフリオ演じるレナードに村田雄浩ドリアン・ヘアウッド演じるエイトボールに岸谷五朗が声を当てている。

本編内に登場する罵倒の言葉にこだわっていたキューブリックが「そういう感覚がわかるやつはいないのか」と翻訳者を探していたことから、原田のもとに翻訳の話が来たという。原田は「メールもネットもない時代だから、ほとんど毎晩のようにキューブリックと直接電話で連絡し、少し訳しては向こうに送って、それをキューブリックがチェックして細かいやり取りをしていった」と述懐。また原田は、キューブリックが利重と村田のキャスティングを気に入っていたことを明かした。

原田は演出について「『オリジナルの感じを参考にしろ、余計に言葉を張るなよ』と指示した」と説明。「戦場における言葉のやりとりなんかも、日本人の役者でもちゃんとできるなっていう確信を深めた。日本の兵士役って誇張してしゃべる傾向があるんだけど、カウボーイ役の塩屋(俊)とかもすごくうまかった」と振り返っている。

※「フルメタル・ジャケット」はR18+指定作品

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