物語の中心に据えられたのは、DINKsを選択して穏やかな日々を送っていた金沢アサと夫の哲也。「子供はまだ?」「結婚したんだから、さすがに子供作らなきゃ」という周囲の無遠慮な声に傷つくアサにとって、哲也の「子供はいなくていい」という言葉が心の支えだった。しかしその平穏は、予期せぬ妊娠によって崩れ去る。信じていた哲也の笑顔の裏に隠されていたのは、避妊具に穴を開けるという計画的で残酷な裏切り行為だった。
宮澤が演じるのは、毒親に育てられた過去があり、自分の店を持つことを夢見るフリーの美容師・アサ。理想と現実の崩壊や社会からの圧力、そして産むか産まないかの究極の葛藤に苦しんでいく。宮澤は「この作品で語られる『家族』『夫婦』『子供』に関しては様々な意見や価値観が当然ありますし、ドラマチックな物語がどんな物議を醸すのか未知数で、アサという役をお受けするのを躊躇する気持ちも正直ありました」とオファー当時を回想。「でも、とても繊細な題材だからこそドラマというフィクションの中で大事な一石を投じたいという制作陣の熱い想いを聞き、主演を任せて下さるお気持ちにお応えしたいと決意しました」と振り返る。
浅香はアサの夫で大手メーカー勤務の会社員・哲也に扮する。結婚当初は「子供はいらない」と合意していたが、とある理由から父親になることを夢見るように。自身のエゴのために避妊具に細工をする、底知れぬ狂気を潜ませたキャラクターだ。「覚悟して台本を初読しました」という浅香は「僕の演じるてっちゃんの愚かしさは、もはやホラーです。しかし、人の価値観はそれぞれで、人生や愛について、明確に教わることもなかなかありません。彼は、バイアスのかかった人生を突き進んできたのだと思います」と役どころに触れた。
北山は、アサと同じシェアサロンで働く同僚でシングルファーザーの緒方誠士役に起用された。夫の裏切りに傷ついたアサの良き理解者となり、一番近くで彼女を支え続ける存在となる。北山はタイトルから力強さを感じたと明かし、「人の幸せというのはそれぞれの考え方、生き方で自由であり男女によっても様々な側面があることを改めて突きつけられました。きっと観だしたら抜けられない、重厚感のある作品になっていくと思います」とつづった。北実知、監督・
「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」の脚本は「東京ラブストーリー(2020)」「マイ・セカンド・アオハル」の
宮澤エマ コメント
最初にお話を頂いた際、センセーショナルな題名に驚き、慎重な気持ちで原作漫画を読み始めました。心が抉られる展開に夢中になり、とにかく結末が知りたくて一気に読み進めました。この作品で語られる「家族」「夫婦」「子供」に関しては様々な意見や価値観が当然ありますし、ドラマチックな物語がどんな物議を醸すのか未知数で、アサという役をお受けするのを躊躇する気持ちも正直ありました。
でも、とても繊細な題材だからこそドラマというフィクションの中で大事な一石を投じたいという制作陣の熱い想いを聞き、主演を任せて下さるお気持ちにお応えしたいと決意しました。
望まない状況に翻弄されつつ自分なりの正解を探して必死に立ち向かっていくアサを心の限り繊細に演じたいと思っています。撮影は始まったばかりですが、とにかく観たい!先が知りたい!と毎週思っていただけるように浅香さん、北山さんをはじめ素晴らしいキャストとスタッフの皆様と全力で挑みます。
ぜひ応援していただけましたら幸いです。
浅香航大 コメント
センセーショナルなタイトルのため、覚悟して台本を初読しましたが、登場人物の強烈な台詞や行動に胸が苦しくなりました。誰もが知らずして「母性神話」の類を振りかざしてしまうことがあり得る。僕も母から産まれた一個人として、能動的に学ぶべきことがあると思いました。
僕の演じるてっちゃんの愚かしさは、もはやホラーです。しかし、人の価値観はそれぞれで、人生や愛について、明確に教わることもなかなかありません。彼は、バイアスのかかった人生を突き進んできたのだと思います。
てっちゃんの曲技飛行のような感情の動きを是非、楽しんで観ていただきたいです。センシティブな内容となりますが、真摯に向き合い、大胆に楽しんで演じたいと思います。
北山宏光 コメント
「産まない女はダメですか?」このタイトルを見た時にまず作品の持つ力強さを感じました。読み進めていくうちに、人の幸せというのはそれぞれの考え方、生き方で自由であり男女によっても様々な側面があることを改めて突きつけられました。きっと観だしたら抜けられない、重厚感のある作品になっていくと思います。撮影では、観てくださる方が「自分ならどうするだろう」と考えられる余白を大切にしたいです。緒方の中にある弱さや迷いも含めて、誠実に演じ切れたらと思っています。
原作のファンの方にも納得していただけるよう最終話まで一つ一つ丁寧に演じていきたいと思いますので、ラストまで是非ご覧ください。
北実知あつき コメント
ドラマ化してくださり、とても嬉しく思っております。関係者の皆さま、お力添えくださった皆さま本当にありがとうございます。このお話は、産まないと決めた女性が身籠り、そこから葛藤や裏切りに直面するというドロドロとしたお話です。その中には様々な種類の暴力が出てくると思い描いております。ドラマでは主人公アサがそんな中でどう決断していくか、お話がどう展開していくか、そして役者さまたちがどう演じてくださるか、皆さまに観ていただけたら嬉しいです。
太田勇(監督・プロデューサー / テレビ東京 ドラマ室)コメント
「産まない女はダメですか?」──今の日本では、なかなか言葉にしづらいこの問いを、ドラマという形でまっすぐ見つめてみようとする作品です。本作で描きたいのは、「産む」「産まない」、どちらを選んでも必ず生まれてしまう葛藤や痛み、悩み、その奥にあるそれぞれの生き方の覚悟と尊厳です。どんな結論も正解・不正解ではなく、「それも一つの選択だ」と社会が等しく認められるようになる、そのきっかけのひとつになれたら幸いです。そして──とはいえこれは、真面目な“お勉強ドラマ”ではありません。「え!? そこでそうなるの!?」の連続で、パートナーの裏切りやモラハラ発言、親からの歪んだプレッシャー、狂気じみた初恋の人まで登場し、感情のジェットコースターが止まりません。特にアサの夫・哲也は、色んな危うさを抱えた“問題だらけ”の夫です。毎週、アサの気持ちになってヒヤヒヤ、ハラハラしながら、その暴走ぶりを楽しんでいただけたらと思います。
ドラマプレミア23「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」番組情報
放送局・放送日時
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送 2026年3月30日(月)スタート 毎週月曜 23:06~23:55
配信
各話放送終了後からU-NEXT・Leminoにて1話から最新話まで見放題配信
ネットもテレ東(テレ東サイト、TVer)にて見逃し配信
スタッフ・キャスト
原作:北実知あつき「DINKsのトツキトオカ『産まない女』はダメですか?」
脚本:北川亜矢子
演出:河原瑶 / 太田勇(テレビ東京)/ 松丸博孝
音楽:中村巴奈重
出演:宮澤エマ / 浅香航大 / 北山宏光 ほか

萧湘山 | Joseph Xiao @xiaojiagongzi
@eiga_natalie 現代社会の歪みを突く、この挑戦的なタイトルこそが、視聴者の「獲得感」を刺激するフックになります。