「幼な子われらに生まれ」モントリオール映画祭で審査員特別賞を獲得

浅野忠信が主演を務めた「幼な子われらに生まれ」が、第41回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門でグランプリに次ぐ審査員特別賞を受賞した。

カナダのモントリオールで開かれていた同映画祭の最終日にあたる現地時間9月4日、コンペティション部門の授賞式にて結果が発表された。監督を務めた三島有紀子は「海外の皆さまにも伝わったんだなあと、とても嬉しくて、とてもありがたくて、この喜びを、関わってくださったみんなで分かち合いたいです。スタッフ、キャストのみなさま、おめでとうございます。そして、この世に生きるすべての『DEAR ETRANGER（英題）』＝親愛なる異質な人へ……ありがとうございます」と喜びのコメントを寄せている。

重松清の同名小説を荒井晴彦が脚色した「幼な子われらに生まれ」は、バツイチ子持ちで再婚した44歳のサラリーマン・田中信が、元妻、現在の妻、妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれる命を巡って成長していく姿を描いた人間ドラマ。浅野が信を演じたほか、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶらが出演した。現在、東京・テアトル新宿ほか全国の劇場で上映中。

※記事初出時より浅野忠信のコメントを下記に追加しました。

浅野忠信 コメント

とても嬉しいです！
モントリオール世界映画祭という大きな映画祭で審査員特別賞をとれたのは、
三島監督の粘り強さと三島組という1つの家族の支えがあったからだと思います！
みなさんが劇中の僕らの演じた田中家に幸福を運んでくれました！