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吉田大八「美しい星」公開日決定、橋本愛やリリーの姿捉えた場面写真も

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「美しい星」新場面写真

「美しい星」新場面写真

吉田大八の新作「美しい星」の公開日が5月26日に決定。新たな場面写真も到着した。

三島由紀夫の小説をもとにした「美しい星」は、自分たちが宇宙人であるという意識に目覚めた一家が、人類を救うため奮闘するSF作品。主人公・大杉重一郎にリリー・フランキー、重一郎の妻・伊余子に中嶋朋子が扮するほか、長男・一雄役を亀梨和也、長女・暁子役を橋本愛、謎に包まれた代議士秘書を佐々木蔵之介が演じる。

このたび到着した場面写真には、“当たらない”ことで有名なお天気キャスター・重一郎の職場での姿が収められた。また「美しい水」と書かれたダンボールに囲まれた伊余子や、奇妙なポーズを取る暁子の姿も確認できる。

そしてこのたび、三島に縁の深い人物からコメントが到着。2007年まで三島由紀夫賞選考委員を務めていた作家の筒井康隆は「それにしてもなんという繊細な映画であろう。文学性と娯楽性のぎりぎりの狭間で緊張感は保たれている」と評価する。三島の研究を続ける近畿大学文芸学部教授・佐藤秀明は、「『美しい星』は、換骨奪胎して深い主題で原作と響き合った映画である」と述べている。

筒井康隆 コメント

それにしてもなんという繊細な映画であろう。文学性と娯楽性のぎりぎりの狭間で緊張感は保たれている。
最後の場面は、現代SFだからこそ、現代文学だからこそ可能な、原作にはない「救い」があり、観客の心は癒されるのである。

佐藤秀明 コメント

「パーマネント野ばら」や「桐島、部活やめるってよ」で、話の核となる存在を、鮮やかな手つきで朧化した吉田監督は、奇怪な思考をする宇宙人が卑俗な人間かもしれないという曖昧さを、見事に21世紀の現代人の中に描き直した。「美しい星」は、換骨奪胎して深い主題で原作と響き合った映画である。

(c)2017「美しい星」製作委員会

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