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性犯罪被害者の手記を、精神科医の監督が映画化「私は絶対許さない」

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「私は絶対許さない」撮影現場での平塚千瑛(中央)と和田秀樹(右)。

「私は絶対許さない」撮影現場での平塚千瑛(中央)と和田秀樹(右)。

性犯罪被害者のトラウマを描く映画「私は絶対許さない」がクランクイン。2018年春に公開を予定していることがわかった。

本作は、雪村葉子の手記「私は絶対許さない 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由」を実写化するもの。「受験のシンデレラ」「『わたし』の人生(みち) 我が命のタンゴ」の監督であり、精神科医でもある和田秀樹がメガホンを取った。「花芯」の黒沢久子が脚本、「ラヂオの時間」で日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞した高間賢治が撮影、「龍三と七人の子分たち」「座頭市」など多くの北野武作品に参加した太田義則が編集を担当する。

主演を務めるのは、グラビア女優として活躍する平塚千瑛。そのほか、隆大介佐野史郎らが出演する。すべてのシーンが主人公の視点で撮影されるという。

アメリカでトラウマ理論を学び「トラウマがいかに人間を変えるかということに衝撃を受けることを何回もありました」と話す和田は、「雪村さんの原作は、そんな私にもっとも衝撃をあたえた作品で、どうしても映画化をしたかった作品です」と思い入れを語る。また平塚は「今回の撮影は初めて尽くしの事が多く毎日が緊張の連続ですが体調管理をしっかりしてベテランの俳優・女優の方々に食らいつき、精一杯葉子役を演じてまいります」とコメントしている。

和田秀樹 コメント

アメリカ留学でトラウマ理論を勉強してきた私ですが、理論以上に医師としての事実は、トラウマがいかに人間を変えるかということに衝撃を受けることを何回もありました。雪村さんの原作は、そんな私にもっとも衝撃をあたえた作品で、どうしても映画化をしたかった作品です。レイプトラウマや周囲の反応が単にPTSDのような直接的な後遺症以上に、時間の連続性を断ち切り、人格を変えてしまうという原作のテーマを、精神科医として、どれだけ表現できるかはわかりませんが、最高レベルのスタッフと、ベテラン俳優陣に支えられて、なんとか国際的に通用する作品に仕上げられればと願っています。

平塚千瑛 コメント

この度、雪村葉子さん原作「私は絶対許さない」で映画初主演をさせていただく事になりました平塚千瑛です。
新人女優の私を抜擢して下さった和田秀樹監督はじめスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
今回の撮影は初めて尽くしの事が多く毎日が緊張の連続ですが体調管理をしっかりしてベテランの俳優・女優の方々に食らいつき、精一杯葉子役を演じてまいります。

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