橋本愛と高良健吾が熊本映画「うつくしいひと」に込めた思い語る

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第29回東京国際映画祭にて中編映画「うつくしいひと」が、本日10月27日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで特別上映され、キャストの橋本愛高良健吾、姜尚中、米村亮太朗、監督の行定勲が登壇した。

「うつくしいひと」舞台挨拶にて、左から行定勲、姜尚中、橋本愛、高良健吾、米村亮太朗、くまモン。

「うつくしいひと」舞台挨拶にて、左から行定勲、姜尚中、橋本愛、高良健吾、米村亮太朗、くまモン。

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「うつくしいひと」 (c)2016くまもと映画製作実行委員会

「うつくしいひと」 (c)2016くまもと映画製作実行委員会[拡大]

熊本出身の行定が故郷を舞台に、同県にゆかりのある人々を集めて作り上げた本作。4月に震災が発生する前の熊本の風景が収められており、行定は「記録して、それぞれの人の記憶に触れる。映画にはそういう力が備わっていることをこの作品を通して知りました」と語る。

橋本愛

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そんな撮影の中、橋本はドライブのシーンで姜と車中で話したことが印象深いと振り返る。「ずっと姜さんとおしゃべりしてました。行定さんの作品はノスタルジーを感じるということだったり。そういうお話ができてよかったです」と述懐。お気に入りのシーンには菊池渓谷での撮影を挙げ、「湖とか水が好きなんですけど、あの場所は全然知らなかったです。素晴らしい美しさで、神々しくて……。でも立ち入り禁止になっていた時期もあったみたいで。あんなに美しい場所があるということを映像に残せてよかったです。皆さんに一度行ってみてほしい場所です!」と熱を込めた。

高良健吾

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続編が10月にクランクインすることも発表されている本作。高良は「今の、震災が起きた熊本っていうのを残さなきゃいけない。そういう思いが監督にもあって決まったんだと思います。『続編やりたいね』とは言ってましたが、実際に震災が起きての続編というのは意味があること。映画の力を借りて熊本に恩返しできればいいなと思っています」と気持ちを示す。

行定も「熊本の人たちは日常を取り戻すのが大変だった。その大変さを知ったうえで、今復興に取り組んでいる。そういう思いに触れながら、熊本の現状を全国の人たちに見ていただきたい」と続編への期待を口にする。そして「たぶん来春公開できます。それと熊本の復興を祈って映画祭をやろうとしていて、オープニング作品として発表しようと思っています。ぜひ皆さん、遊びにきてください」と今後の展開を伝えた。

「うつくしいひと」は、熊本へロケハンに訪れた映画監督と若い女性が出会い、小さな旅をするさまを描いた作品。共演には石田えり、くまモンも名を連ねた。

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