初音映莉子と高良健吾の共演作「月と雷」、草刈民代ら新キャスト6名発表

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初音映莉子高良健吾が共演する「月と雷」の追加キャストが発表された。

「月と雷」キャスト写真。上段左から初音映莉子、高良健吾、草刈民代。下段左から藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上淳、木場勝己。

「月と雷」キャスト写真。上段左から初音映莉子、高良健吾、草刈民代。下段左から藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上淳、木場勝己。

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「月と雷」

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角田光代の同名小説を映画化した本作は、亡き父が残した持ち家で平板な暮らしを送る主人公・泰子の生活が、父の愛人の息子・智が現れたことにより変化していくさまを描く人間ドラマ。泰子を初音、智を高良が演じる。

今回出演が明らかになったのは6名。智の母であり男から男へと歩き渡る自由奔放な女性・東原直子役に草刈民代、泰子の異父妹・佐伯亜里砂役に藤井武美、泰子の婚約者・山信太郎役に黒田大輔、泰子の友人の吉村役に市川由衣、泰子の父親役に村上淳、直子と一緒に暮らし始める初老の男性・岡本役に木場勝己がキャスティングされた。

「月と雷」より、智の母親・東原直子役で出演する草刈民代。

「月と雷」より、智の母親・東原直子役で出演する草刈民代。[拡大]

草刈はこのたびのキャスト発表に際して「運命に抗わない人。台本を読んで直感的に感じた直子の印象です。直子はいわゆるダメな人です。『この役、なぜ私に?』と思いました。でも安藤監督とお話をさせていただき、『できる? やってみよう、やってみたい!』と気持ちが動き出しました」とコメントを寄せている。

「海を感じる時」「花芯」の安藤尋が監督を務める「月と雷」は10月7日より東京・テアトル新宿ほか全国にて公開。

草刈民代 コメント

運命に抗わない人。台本を読んで直感的に感じた直子の印象です。直子はいわゆるダメな人です。「この役、なぜ私に?」と思いました。でも安藤監督とお話をさせていただき、「できる? やってみよう、やってみたい!」と気持ちが動き出しました。今までにお見せしたことのない私の姿が、直子として皆様の目に映れば幸いです。

「泰子」を演じる初音映莉子さんの率直な演技は、この作品を象徴しているものだと思います。そして、高良健吾さんが演じる息子「智」には、撮影初日から母と子として共鳴するものを感じました。
葛藤を抱えながらも健気に生きる泰子の姿から、いつも見落としている何かが掘り起こされるのではないでしょうか。ぜひ多くの方々にご覧いただきたいと思います。

安藤尋 コメント

草刈さんと初めての顔合わせで、「なぜ、直子役に私を選んだ選んだのですか?」と、問われて、「僕の中で、直子は『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントンです。彼のように、風景を背負って、スクリーンの中を歩ける女優は草刈さんだけです!」と、緊張マックスで答えました。意味不明な答えに、笑顔で頷いてくれた草刈さんが素敵でした。やっぱり直子はこの人しかいないと確信しました!

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(c)角田光代/中央公論新社 (c)2017「月と雷」製作委員会

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

草刈「直子はいわゆるダメな人です。『この役、なぜ私に?』と思いました。でも安藤監督とお話をさせていただき、『できる? やってみよう、やってみたい!』と」/初音映莉子と高良健吾の共演作「月と雷」、草刈民代ら新キャスト6名発表 https://t.co/O8gzbJqfaI

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