「長江哀歌」で第63回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、「罪の手ざわり」で第66回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞したジャ・ジャンクー。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された「山河ノスタルジア」では、過ぎゆく時の流れと人々の変わらない思いを壮大な叙事詩として紡いだ。1999年、2014年、2025年と分けられた3つの時代の中で、主人公タオ役の
公開された予告編には、急激な発展を遂げる中国で力強く生きるタオを軸に、旧友や別れた夫と過ごした青春時代や、離れて暮らす息子を思い続ける姿が収められた。また異国の地・オーストラリアで暮らす息子が、かすかに記憶する母の面影に思いを馳せる様子も。1990年代にヒットしたペット・ショップ・ボーイズによるディスコミュージック「Go West」が印象的に使用され、哀愁に満ちた内容となっている。時代によってスクリーンサイズを変えるという手法にも要注目だ。
「山河ノスタルジア」は、4月23日より東京のBunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開。
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