クリエイター6人による短編6本を収録したオムニバス映画「
これは、東宝による若手クリエイターの才能支援プロジェクト・GEMSTONE Creative Labelの第2弾作品。イベントには「青い鳥」からキャストの
冬の北海道を舞台にした「青い鳥」は、写真家として生計を立てる女性・ミチルと心に傷を抱える少年・トアの物語。増田は同作を通して、人と人とのわかり合えなさと、それでもなお誰かとつながろうとする切実な願いを描き出した。ミチル役の森は「撮影期間はそこまで長くなかったのですが、すごく濃い時間を過ごしました。想矢とも仲良くなれた気がします」と語る。
トアを演じた黒川は「スタッフ・キャストの皆さんと仲良く撮影できたこと、その温かさが演技をしているときも感じられて楽しかったです」と撮影を回想。また同世代である増田とのタッグについて、森は「新鮮でした。監督の考えていることを、同世代だからこそのぞき見れたような感覚。これからの自分の芝居にも生かせる、勉強になった経験でした」と明かした。増田は「お二人からは学ぶことがたくさんあって、一緒に考えてもくれた。戦友。ともに闘って作り上げた作品です」と述懐した。
「You Cannot Be Serious!/ユー・キャノット・ビー・シリアス!」は、予期せぬ妊娠とキャリアのはざまで葛藤する30代独身の菜摘と、彼女のパワフルな母・登紀子の姿を描いたもの。菜摘に扮した黒島は「私も出産と子育てを経験していて、その中で感じたことは『女性ってたくましい』ということ。この作品では選択の連続が描かれていて、自分と向き合いながら前に進んでいく。そういう主人公を演じられて、とても気持ちがよかったですし勇気をもらえました」と振り返る。
女性のキャリアと妊娠というテーマを軽快なテンポの人間ドラマへと昇華させた大川は、「多様性ってなんだろうと。“男性の多様性”とはあまり聞かない。女性だけ多様性と言われるのは不思議な気がしていて、子供が生まれて、その影響を社会的に受けるのは女性であることが多いと思います。そういうテーマを真面目にぶつけるのではなく、笑って楽しいものにするように心掛けました」とコメントした。
「顔のない街」は、“ナチュラルの顔”で生きる大学生・ミサが、自身の鏡に謎の「×」マークが描かれていたことをきっかけに、「自分の顔を変えちゃっていいんでしょうか」と違和感と不安にのみ込まれていく様子を描いたSFサイコロジカルホラー。吉田がミサを演じ、ミサが訪れる「レイ・フェイス・クリニック」の院長・レイ役に香椎が選ばれた。
吉田は「この作品はフィクションではありますが、『今後、世界はこうなっていくんだろう』というのが見えてくると思います。移りゆく社会と向き合ってどういう選択を取るのか。考えさせられる作品です」、香椎は「今の時代にぴったりの作品。ルッキズム(外見至上主義)でどう自分を表現するのか。それをあまりにも真面目に考えすぎている人が多い気がしていて。この作品を通して“自分らしさ”を今一度考えてほしい」と述懐する。
村上は「整形などを批判したいわけではない。どちらかというと、それを扇動するマーケティングや同調圧力に対して『それはどうなんだろう』ということを描きたかった」と制作意図に触れた。
「インフルエンサーゴースト」は、SNSの“炎上”が物理的な恐怖となって襲い掛かるクリーチャーホラー。主人公のマリはSNS上で犯人扱いをされ、世間の怒りを買ってしまう。マリに扮した西野は「マリは悪いことをしてないのに炎上してしまう被害者。焦って弁解したり、どうにかしなきゃという気持ちから衝動的に行動を起こしてしまう。いろんな気持ちが揺らぎながら演じていました」と撮影を振り返る。
インフルエンサー・トット役の本郷は「SNSがいろんな人々の身近にある現代社会だからこそ、観た人に共感してもらえるテーマなのかなと」と述べ、「悪くないのに炎上の中心になっていくマリを見ていて、その追い込まれていく姿がかわいそうで、でも素敵でした。追い込む側の多い役者・本郷奏多として勉強させていただきました。素敵なお芝居でした」と西野を絶賛。VFXを駆使した映像表現を得意とする西山は「炎上はSNSを通して誰にでも起き得る時代になった。その恐ろしさをエンタテインメントのホラーとして描いた作品です」と語った。
「ソニックビート」では、陸上競技大会100m走予選のスタートラインに立った陸上部の高校生・イサオが、極度のプレッシャーから精神世界に閉じ込められてしまうさまが描かれる。西垣がイサオ、山﨑が陸上部イチ足が速いアキ先輩を演じた。西垣は「これが初主演作品で、陸上選手の役も初めて。いろんな現場で先輩方の背中を見てきたので、現場の雰囲気作りなど普段気を使わないところまで気を配ってみました。僕の新しいことにチャレンジしようという思いが、イサオにも現れていたんじゃないかなと思います」と明かした。
山﨑は「短編映画は初挑戦だったので、初日は緊張して不安もいっぱいでした。でも関監督が役柄やセリフ1つひとつを指導してくださって、安心して撮影に臨むことができました。これからもどんどん演技に挑戦していきたい」と笑みを浮かべる。関は「ちょっと前までは、ただの大学生でした。そんな自分とも重なる“初めの一歩”をテーマにした作品で、緊張はしましたが、西垣さんや山﨑さん、キャストの皆さんとお芝居の話し合いをしていくうちに映画を作る喜びから、少しずつ肩の力が抜けていきました」と述懐した。
アニメーション作品「もし、これから生まれるのなら」は、母親の胎内を思わせる美しくも不思議な惑星で目覚めた双子の物語。声のキャストには林咲良、松村くるみが名を連ねた。音楽は
自身の育児経験をもとに物語を紡いだ土海は「大学時代に同じテーマで作品を作ったことがある。『これから生まれる命は、この世界をどう思ってくれるのかな』と昔から考えていて。大学生の頃は子供がいなかったので別の結末だったのですが、子供が産まれたことで自分の中で結末が変わるんじゃないかと思い、作り直した作品です」とメッセージを送った。
「GEMNIBUS vol.2」は、3月6日から12日までTOHOシネマズ 日比谷にて上映。
オムニバス映画「GEMNIBUS vol.2」概要
上映劇場・会期
東京都 TOHOシネマズ 日比谷
2026年3月6日(金)~12日(木)
「青い鳥」
スタッフ・キャスト
監督・脚本・撮影:
出演:
音楽 : haruka nakamura
「You Cannot Be Serious!/ユー・キャノット・ビー・シリアス!」
スタッフ・キャスト
「顔のない街」
スタッフ・キャスト
監督・脚本:
出演:
原案:西田充晴(ペンネーム:奇多郎)「顔のない街」(東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト 大賞受賞作品)
「インフルエンサーゴースト」
スタッフ・キャスト
監督・脚本・編集:
出演:
「ソニックビート」
スタッフ・キャスト
監督・脚本:
出演:
「もし、これから生まれるのなら」
スタッフ・キャスト
監督・脚本:
出演:林咲良 / 松村くるみ
音楽:
主題歌:
アニメーション制作:騎虎
「GEMNIBUS vol.2」予告編
関連記事
森七菜の映画作品
フォローして最新ニュースを受け取る
𝘯𝘢𝘯𝘢𝘮𝘪 @morichan_nanana
どわああああああ https://t.co/cUQHKF3QQN