本日2月14日、「
川村元気のLINE連載小説をもとに、北海道や東京、アルゼンチンのブエノスアイレスなどで撮影が行われた本作。自分と同じ姿の“悪魔”と、この世界から大切なものを1つ消すこととひきかえに1日の命をもらえるという契約を交わした余命わずかな郵便配達員の“僕”が、さまざまな場で決断を重ねていく姿を追う。主人公と悪魔の2役を佐藤、主人公のかつての恋人を宮崎が演じている。
招き猫発祥の地と言われる今戸神社で祈祷の儀式を終えた宮崎は「映画にぴったりの場所。いよいよ始まるんだなと実感した」とコメント。生粋の猫派という佐藤も「映画にキャベツとレタスという2匹の猫が出てくるんです。今回2匹の招き猫を奉納させていただきました」と報告した。続けて「猫は気まぐれな性格と言うけど、共演した猫くんは一切NGがなくて驚きました」と笑いを交えて語った。
今作で初共演した宮崎について、佐藤は「緊張しました。アルゼンチンでの撮影は移動も大変でトラブル続き。そんな中でも宮崎さんは男らしく、しっかりと対応されてて、自分の不甲斐なさにちゃんとしなきゃって思いました」と印象を述べる。宮崎が「私も緊張しました。とても頭がよく、一方で人懐っこい方だなと。近くにいながらソワソワしていました」と返すと、「うそだあ!」と佐藤がうれしそうにツッコむ場面も。さらに佐藤は「宮崎さんは猫っぽい人。距離感の取り方がその都度変わるんです。でも打ち解けられたと思うんですけどね」と撮影を懐かしんだ。
劇中で“僕”と“悪魔”の2役を演じている佐藤について、宮崎は「いろんな決まりごとがある中で、楽しそうにお芝居をしているなと感じました。“僕”と“悪魔”の対比は面白いですね。映画自体、とても静かで心地いいものになっていると思います」と話す。佐藤は「イグアスの滝の前での撮影では、監督と何度も話をしてテイクを重ねました。宮崎さんは芝居がまったくぶれない、とても芯の強い女優さんだなという印象を受けた。勉強になりました」と当時を振り返った。
海外ロケでは「日本食が恋しかった」と語る佐藤と宮崎。最終日に日本食の店で食事ができたことが「とてもうれしかった!」と2人は口をそろえて語り、ヒット祈願イベントは終了した。
「世界から猫が消えたなら」は、5月14日より全国ロードショー。
※記事初出時より写真を4点追加しました。
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