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加藤シゲアキ、「ピンクとグレー」主演・中島裕翔が「自分に見えた」

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行定勲

行定勲

本日12月26日、映画「ピンクとグレー」のトークイベントが東京・青山学院大学にて開催され、原作者の加藤シゲアキ(NEWS)と監督の行定勲が登壇した。

「ピンクとグレー」は、芸能界の嘘とリアルを描いた加藤の同名小説を行定が映画化した青春ミステリー。主人公のスター・白木蓮吾を中島裕翔、その親友・河田大貴を菅田将暉、蓮吾と大貴の幼なじみのサリーを夏帆が演じている。

会場には、加藤の母校である青山学院大学の学生たちが来場。加藤は「先輩なので、今日は僕のことを存分に敬ってほしいと思います(笑)」と冗談交じりに挨拶する。

就職活動を控えた学生から「アイドルや作家としてご自身を表現されていますが、自分をアピールする方法は?」と聞かれた加藤は、「僕は就活をやってないので具体的には言えないけど、自分をアピールすることが得意だとは思ってません。人前に出るのは怖いし初対面の人にはよく思われたくて自分らしさを失ってしまうこともあります」と回答。続けて、「でも小説を書いたことが自信になったし、ステージでは『この世にいるのは自分1人だけ』と思ってます。就活のことについてうまくアドバイスはできませんけど、ちゃんと挨拶をするとか自分の名前をはっきり言うとか、そういうことが大事なのかなと」と語った。

ここで、行定が登壇。原作を初めて読んだときの感想についてMCから聞かれると、「あっという間に読みましたね。デビュー作なのにうまいなと。構成力がすごいし、映像的な小説だと思いました」と称賛する。加藤は「関ジャニ∞の丸山(隆平)くんが行定さんと知り合いで、3人で会って映画の話をしたんです。最初は自分の作品が映画になるということがうまくイメージできなかったんですが、これだけ原作を愛してくださっているならぜひ預けようと思いましたね」と、映画化への経緯を話した。また、完成した映画を観た感想については、「中島くんが自分に見えました。これまで書いた本の中で一番自己投影している作品なので、裕翔が俺っぽいなと思ったのはすごく不思議で面白い体験でした」と明かす。

学生から「『ピンクとグレー』では芸能界入りや親友の死が人生のターニングポイントになっています。お2人の人生におけるターニングポイントは?」という質問が飛ぶと、行定が「子供のときに熊本城で黒澤明の『影武者』の撮影を観たことです」と回答。「黒澤明はいなかったんだけどスタッフがいて、それに憧れました。大体みんな黒澤明にあこがれるんだけど、だからダメになっちゃう。無理だよ黒澤明にはなれっこないんだから」と笑わせ、「僕はどこまでもスタッフなんですよ。ジーパン穿いて髭生やしたスタッフがエキストラの甲冑を汚していて、それがすごくカッコよかった」と感慨深そうに話した。

また、加藤は「本や映画を好きな友達の1人が、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を僕に強烈に薦めてきて。で、それを高校3年生のときに部屋で観てすごく衝撃を受けました。それから映画の評論や構造に興味を持ったり、いろいろな本を読むようになって影響を受け、小説を書くようになったわけです」と、友人の影響が自身の転機になったことを明かした。

「ピンクとグレー」は、1月9日より全国ロードショー。

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